くらびぼー

修理屋家業のかたわらクラッシクカメラにまつわる徒然を書き留めた備忘録

Rollei35の写り

やっとこさ日常に戻ってきたので、
ローライ35ネタを続けます。

Rollei35が今でもとても人気あるカメラなのは、
これまで挙げたようにカメラそのものの、
作りが機能的・魅力的で扱いやすい、
と言う理由からでしょうが、
なににも増して”良く写る”というのも、
選ばれる理由だと思います。

Dazaihu2012a

Dazaihu2012b

”Tessar”は、
焦点距離やフォーカシング方式を変え、
あまりにも多くの種類があり、
また、エルマーをはじめとして、
他社製でも構成を同じくするレンズが多いため、
好き者の間では特別触手のそそるレンズとは、
言えないのですが、
このカメラで写真を撮ると、
”当たり前のことをきちんと出来る”事の大切さを、
再認識します。
勿論これは、
現代の目で見てと言う注釈付で、
発売時点では超高性能レンズの位置づけでした。
NovarやToriotarなど、
格下レンズが設けられていたことが、
上記を裏付けます。

非常に長期間生産されたこのカメラは、
後にf2.8レンズ搭載型"S"も、
ラインナップに加わりますが、
私は標準型"T"をお勧めします。
半絞り開くことで露出自由度は上がりますが、
距離計がないために目測の歩留まりに影響します。
ライトウェイト・スポーツの大排気量バージョン、
のような物だと思うのです。
  1. 2012/05/15(火) 10:50:20|
  2. レンズシャッターカメラ
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昔の道具

実は、
3月に二週間ほど帰省し、
父の介護をしていたのだけれど、
寝たきり老人との同居のため、
夜長の手慰みに、
最近溜まりまくっていた、
アルバム整理をしようと、
材料をはこで送って、
ちまちま作業を行った。
そこで新たな発見が・・・・。

punchi
写真だけではなく、
フィルムもシートに入れたまま、
ファイルボックスに二つ穴で閉じていたのだけれど、
当然フィルムシートには穴など開いて居らず、
自分で開けることになる。
シートは薄いビニールで出来ているから、
1枚だけだとなかなかきれいに切り取ることが出来ないが、
実家に転がっていたコクヨのパンチは、
見事に機能した。

高校時代に買った物なので、
30年以上経っているけれど、
全く同規格の十数年前の製品が、
文字通り歯が立たなかったのに対し、
見事な切れ味。
ダイソーの新品は言わずもがな・・・。

物の価値とその変化を、
再認識する体験だった。
  1. 2012/05/12(土) 19:02:50|
  2. Tool & Material
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ご挨拶

かねてから病気療養中で、
先月半ばに危篤状態に陥った父が、
5月2日未明息を引き取ったため、
急遽帰省し、
3日葬儀を出しました。

ここに至るまでのいきさつは、
すごーーーくいろいろありますが、
とにかく独り暮らしをしていた父の住まいを、
引き払うための居残り作業で時間を食い、
やっと帰宅しました。

体勢を立て直して、
ブログも再開したいと思っています。

まあ、
親の葬式出して、
やっと一人前なのかもね。
  1. 2012/05/09(水) 23:10:51|
  2. LIFE
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ローライ35の良くできた

このカメラの設計がとても優れているのは、
各部がユニット化されていて、
生産のみならず整備性も
非常に高いことだ。

Rolleii35f

Rolleii35g
露出計とレンズユニットは、
比較的簡単に本体から分離でき、
修理に手間取る場合は、
交換で対応できる。
勿論、パーツを豊富に抱えていればの話で、
メーカーが直ぐ後ろに付いていない市井の修理屋や、
既に期限が過ぎてしまった修理は、
色々な方法で対応することになる。

それにしても、
この形の中に、これほどの機能を納めてしまう設計は、
見事としか言いようがない。
実は、シャッターの駆動機関は、
ダイアルが二つ並んだ前面とその奥の筐体との、
壁の隙間に納められている。
知れば知るほど凄いカメラだと思う。

 以下次号。

  1. 2012/04/30(月) 20:42:21|
  2. レンズシャッターカメラ
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ドイツ製の機械

ドイツ製のファインダーについては、
以前取り上げているので割愛するとして、
今回は内部機構を解説します。
結論から先に言うと、
ここでも下蓋と全く同じ事が起こっています。

Rolleii35e
左側がドイツ製、右側がシンガポール。
ドイツ製は露出計をシンガポールはファインダーを、
それぞれ外してしまっているので、
一見して比較が難しいかもしれないが、
中心近くにあるギアが左は金属、右は樹脂で出来ていることが、
お分かり頂けるだろうか?
よく見るとその下にあるL字型のパーツも、
シンガポールでは金属から樹脂に変更されている。
この部分は、巻き上げレバーの動きを、
フィルム送りスプロケットに伝える輪列なので、
シャッターチャージと異なりそれほど大きな力は掛からない。
僅かであっても重量は落とせるので、
間違った変更ではないが、
樹脂故に”割れ”と言う事故は、
起こる可能性がある。
このころから、
カメラという物のあり方が、
変わってきたのだろう。

 以下次号
  1. 2012/04/26(木) 23:34:59|
  2. レンズシャッターカメラ
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プロフィール

Author:くらびぼー
職人仕事の片手間に、
カメラから教わった事を書き留めます。
映画・漫画・書籍等々、
書きたいことは沢山あるけれど、
本業に追われ更新は途切れがち。
まあ気長にお付きあいください。
掲載内容に関わらず、
カメラ修理/整備全般に渡ることがらについて、
何でもお答えいたします。
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