くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

マリオン・ソホ その7

ここまでで、
マリオン・ソホの修理及び解説は終了です。
最後にもう一度このカメラの外観を、
ご覧下さい。

マリオンソホl
6×9カメラなので、
小柄なライカよりは当然大きいのですが、
以外に小さいことに驚かれると思います。
今回の持ち主は、
このカメラに使えるホルダーを、
二つお持ちだったのですが、
必要があれば一般的な120ホルダーから、
ホルダーゲートの形に合わせる改造も可能です。
ガラス感版やシートフィルムではなく、
市販のブローニーフィルムで、
この独特なカメラを楽しむことが出来ます。

古典カメラは、
当時の職人が魂を込めて作り上げた、
歴史的文化遺産です。
これほど程度の良い個体は希ですが、
傷みが進んでいても、
再生することは可能です、
万一手の施しようのない状態でも、
部品として活かしてあげることが出来ます。
もし、
朽ちかけている古典カメラを見かけたら、
決してゴミにすることはせず、
後世に残す方法を、
考えてあげて下さい。

当方では、
様々なご相談に対応しております。
秘匿メールを用いれば直接の連絡も可能ですので、
ご遠慮なくお問い合わせ下さい。


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  1. 2012/11/28(水) 11:38:42|
  2. 古典カメラ
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マリオン・ソホ その6

操作は至って簡単。

先ず、ハンドル横にある金属棒を引き下げ、
ミラーを落として遮光します。

次に、
側面上部に見える大きなノブを時計回りに回すと、
幕が巻き上がり、
ドットと矢印とを合わせたところで、
その上部にある小ノブを引き出しながら回転させ、
スリット幅を変更します。

マリオンソホh
スリットが決まれば、
大ノブを更に回してシャッターチャージを完全にし、
フレーミングが決まれば、
右側面前方中程にある金属棒をひけば、
レリースできます。

勿論、
その間構図だけでなく、
フォーカシングや露出決定もしなければならないのは、
言うまでもありません。
最新のカメラと比較すると、
やらなければならないことが、
沢山ありますね。

  1. 2012/11/26(月) 12:53:33|
  2. 古典カメラ
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マリオン・ソホ その6

この当時のカメラは、
基本的にガラス感板仕様が多いのですが、
この個体にはシートフィルムホルダーが付いていました。
6×9フィルムが使えるため、
縦・横位置の構図が生じ、
多くのカメラはフィルムゲートがリボルディングするように、
作られています。

マリオンソホj

マリオンソホi

左側面に見えるゲージは、
シャッタースピード表示です。
修復後の現在でも、
1/500sec程度の速度は出すことが出来ます。
逆に緩速装置は全く入っていないので、
スリット幅以上の低速は出すことが出来ません。
しかし、
タイム機能が付いているので、
長時間露光は可能です。

  1. 2012/11/26(月) 01:07:48|
  2. 古典カメラ
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マリオン・ソホ その5

先にも挙げたように、
機構そのものは極々シンプルで、
整備作業は専ら各部の厚みと長さ、
それに組み込み位置の調整に終始するため、
整備中の記事はこれで終わってしまいます。

この記事を参考にご自分で挑まれる方は、
個人的に苦労してください(^^)。

それでは、
完成後の美しい姿を、
ご堪能あれ。

マリオンソホg
収納状態では殆ど目立つ突起物もなく、
非常にコンパクトな箱になります。

画像手前の蓋を開くとレンズが現れ、
側面下部に見えるノブを回すと、
ベローズが繰り出し焦点を合わせられます。

マリオンソホk
さらに、
上部ファインダーカバーの蓋を開き、
フードを立ち上げると、
ご覧の通りのいじょうぶに。



  1. 2012/11/24(土) 22:21:56|
  2. 古典カメラ
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マリオン・ソホ その4

ミラー部分はユニットとして、
本体から簡単に取り外せるようになっていました。
(実際にはちょっとコツがあり、
  あまり簡単ではないのですが・・・)

マリオンソホc
この部分は遮光扉になっていて、
降ろしておけばフィルム側に光が入ることはなく、
シャッター幕の操作を自由に行えます。

マリオンソホd
よく見ていただければ判りますが、
この扉は二枚に別れていて、
揺動しながら開閉します。
これは、跳ね上がるミラーの長さを押さえ、
後端の突き出たレンズにも対応できる、
(広角レンズが使いやすい)
優れた設計です。
また、跳ね上げアームには、
エアダンパーを絡めてあり。
ブレや傷みを押さえています。

マリオンソホg2
整備を終えて本体に納めると、
このような形になります。
立派なことに、
この状態でミラーの跳ね上がりテンションと、
ダンパーの効きを調節することが出来ます。


流石に当時の高級機は、
考え抜かれた魅力的な作りです。

  1. 2012/11/23(金) 20:54:31|
  2. 古典カメラ
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