くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

ペンタコン6の重修理 その2

_DSC0041.jpg
もう一度機会をよく見てみましょう。
真ん中に写っているコマは、
その下に見えるギアと同軸で、
このギアは二枚重なっていてそれぞれ、
先幕と後幕とを動かします。

さらに、
コマは時計回りすることで、
ギアから立ち上がっている爪を押して、
幕を巻き上げます。

スタートの位置でコマの爪がギアの爪と離れてしまっているため、
巻き上げ量が足りなくなり、
コマはチャージ完了位置まで、
幕を巻き上げることができません。


 以下次号


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  1. 2015/06/02(火) 10:34:30|
  2. フォーカルプレーン一眼レフ
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ペンタコン6の重修理 その1

プラクチシックス・ペンタコンシックス修理は、
師匠のところにいた時から、
私の担当機種だったので、
これまで相当数を扱ってきましたが、
今回めったにないほど壊れてしまった機体が届きました。

_DSC0041.jpg
パーツのもげた跡や、
不自然な変形が認められないため、
一見何処も壊れたようには見えませんが、
正常な機械と比較すると、
明らかに一か所異なる部分があります。
_DSC0040.jpg
これは、
シャッターを巻き上げる前の状態ですが、
中央部に写っている、
二つ穴の開いたコマの爪の位置が、
破損機では9時方向にあるのに対して、
正常機では12時方向にあり、
下から立ち上がっている爪にほとんど接触しています。

P6のギアトレインはかなり複雑で、
画像右側にある軸の上に巻き上げレバーが乗り、
これを反時計回りに回すことで、
ベースプレート下部のギアを介して、
先ほど問題になったコマに直結するギアを回し、
結果的にこの駒が時計回りに回転します。


 以下次号

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  1. 2015/06/01(月) 11:54:06|
  2. フォーカルプレーン一眼レフ
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ターミネーター

気付けばいつの間にか11月。
今年も後二月。
・・・・・・何やってんだおれ。

と言うわけで、
久しぶりにカメラ修理ネタをup
本当は、入間の基地祭でのブルーインパルスで決めたかったのだけれど、
またまた風邪で棄権。
嗚呼・・・・・・。

contarexSuper
閑話休題、
最近手こずったカメラがこれ、
1968年発売のコンタレックス・スーパー。
メカがむき出しになった様は、
まるで外郭を剥がされたターミネーター。
値が落ち着いたとは言え、
未だに大王の風格でSLR界に君臨しているが、
実際に中身もかなりしっかり作られていると思う。
しかも、整備性も充分考えられていて、
フィルム室側の骨格を取り外せば、
幕測調整だけでなく幕交換も可能。
露出計も完全なユニットなので、
満々がいちコイル断線したとしても、
載せ換えは簡単。
しかし、
例によってギア大好きなツァイス製なので、
輪列がやたら複雑なので、
油ぎれを起こせば微妙に狂ってくる。
それでも、洗浄と注油で比較的簡単に回復可能。
(実際は相当に手こずりました・・・・)
とても高価だけれど、
本当に長く使えるカメラです。
電子機器に金を使うのなら、
こんなカメラを手近に於いて、
独特のシャッター感触を味わうのも、
いいと思いますね。

  1. 2012/11/07(水) 00:20:57|
  2. フォーカルプレーン一眼レフ
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ペンタコンシックスの使い方 その1

福岡に持ち込んだ6×6カメラは、
東ドイツのロングランカメラ、
ペンタコンシックスだった。

P62012ape1
嘗て、40年近く彼の地で製造され、
旧ソビエトのソユーズ計画にも使用された、とか、
”東のハッセルブラッド”と呼ばれた、とか、
なかなか立派な逸話を持つ、
魅力的なカメラだ。
正直、”東の・・・”と言う異名は、
ご本家に失礼ではないかと思う。
勿論当時の東側における位置づけでは、
間違いなくそのポジションうだろうが・・・・。

このカメラが悩ましいのは、
レンズラインナップが充実していて、
とても魅力的なことだ。

P62012ape2
主立った標準、広角を並べるとこの6種。
左奥ミール38B(65/3.5)から時計回りに、
ミール26B(45/3.5)、フレクトゴン(50/4.0)、
ビオメタール(80/2.8)、テッサー(80/2.8`)、
アルサート(80/2.8)。

ミールとアルサートとは、P6純正ではなく、
マウントを共有するキエフのレンズだが、
何れも素晴らしい写りが楽しめる。
標準のテッサー・ビオメタールは既に定評あるが、
最近入手したアルサートを検証すると、
この二種とは全く違った構成であることがわかった。

また、
フレクトゴン50/4.0も、
以前から私の回りで評判がよい。
しかも、数万円で手に入る。
ワイドローライやディスタゴンと比較すると、
つい触手をそそられてしまうではないか。




  1. 2012/04/02(月) 11:59:48|
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