くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

連休の敗因

連休中にいろいろ仕事をしようと思っていて、結局大きく時間をとられてなかなか片付かなかった一番の理由は・・・・・・・、これだ。



[連休の敗因]の続きを読む
スポンサーサイト
  1. 2016/05/06(金) 12:09:21|
  2. Book
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

読書二題

”たった一人の熱狂”
  幻冬舎代表取締役社長 見城徹 著  双葉社刊
”火花”
   ピース          又吉直樹 著 文芸春秋刊


天職に殉じた男二人の、対極にある生き様。

方や学卒すぐに大ヒットを飛ばし、
以来ずっと王道を歩き続け、
誕生日にはハワイの浜辺を30分も花火でわかす。

こなた、
信じた漫才と師匠とに10年をつぎ込み、
結局ブレイブできず解散。

見城は言う、
”これほどの努力を、人は運という”
圧倒的な努力は、
必ず成果を生み、
努力が足りないから、
成果が足りないのだと。

では、
精進に悶絶し続けている芸人は、
努力が足りないから売れないのだろうか?

”火花”のクライマックス、
解散ライブのシーンを読み返すと、
セリフが進むほどに、
自分の奥に沈んでいる彼らと同じ”無念”が、
じくじくと滲み出して、
最後は字面が読めなくなってしまう。

”つき”や”運”は確実に存在する。
どれほどの努力を重ねても、
それだけでは成し得られなかった業績は、
歴史に幾らでも現れる。
だから、
僥倖に恵まれた者のなすべきことは、
運を否定して努力を説くことではなく、
運を自覚し、
それに恵まれなかった人たちの”無念”をも感じて、
成功をより実りあるものに膨らませることなのではないだろうか。

火花見城



テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2015/05/28(木) 11:16:59|
  2. Book
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

悼む人 4

ここまで書いた結論として思うのは、
人の死を悼むということは、
亡くなった方とその周りの人々にとって、
とても、個人的なことなのだということです。

人一人亡くなった場所に行きあったとき、
その人の死に思い至ることは、
意味のあることと同時に、
それだけのこととして済まされるけれど、
わざわざ出かけて行って現場を見て、
なおかつ、
土地の人に亡くなった方のお話を聞けば、
全くの無関係ではいられなくなってしまう。

少なからず関係が生じているのに、
無関係を通そうとする振る舞いに、
作品の中でもいろいろと軋轢が生じている
何度もそんな経験を踏んでいたら、
自分の行為の意味に気づいて、
実社会に復帰するか、
”ビルマの竪琴”のように、
はっきり宗教として遍路をつづけることが、
この物語のまっとうな帰結だったのだと思う。

 以下次号




[悼む人 4]の続きを読む
  1. 2014/06/09(月) 10:54:59|
  2. Book
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

悼む人 3

かなり強い言葉を使ったけれど、
こんなことを書くのは、
私が”悼む人”を肯定的にとらえたいからです。

全く見ず知らずの人であっても、
その遭難の場所に立ったら、
なにがしかの弔意を示すことは、
尊いことだと思う。
特に、
山登っていたり、
一人旅していたりすると、
そういう感覚が強くなるんだよね。

少しでも多くの人が、
死者を悼み生きている人や生きることを大切にする感覚を強く持てば、
世の中もう少し平和になってくれるような気がする。
ところが、
小説の中では、
主人公の行動が突飛すぎ、
完全に変人扱いで、
常識人たちには忌避の対象にされてしまう。

母親ですら、
その行動を他者に説明しきれないし、
もちろん翻意させることもできない。
それ故、読者も主人公の行動が、
最後まで読み進んでも理解できない。

書き手は、
癌患者の症状や事件の顛末を書き込むのではなく、
もっと読者に向き合って、
人一人がいなくなってしまうことの意味と、
それに対してどうしたらいいのかということについて、
理解を促すための努力をすべきだと思う。


 以下次号


  1. 2014/06/08(日) 00:48:48|
  2. Book
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

悼む人  2

売れている本にケンカを売っているようだけれど、
同じようなことは以前にもあった。

”20世紀少年”。
浦沢直樹のヒット作で映画化もされたけれど、
冷静に世界観を検証すると、
つじつまの合わないことだらけ。
創作の段階で指摘されて、
整理されるべきことが、
そのままなおざりにされたのは、
人気作家の御威光に押し切られたのではないかと、
勘ぐってしまう。

逆に、二作とも、
作品の中でのエピソード的な部分には、
圧倒的な力がある。
(小説の中、
 事件で亡くなった女性の人となりが明らかになるくだりでは、
 ほんとにわたしは泣きました。)

読ませる部分で引き込まれるけれど、
根幹の矛盾は置き去り。
しかも、
書評においてもその部分の指摘が全くない。
文庫下巻の巻末に、
ご丁寧に各紙の書評が載っているけれど、
どれも言及していないし、
主人公の行動に対して、
満足できる解説もなされていない。
実際この人たち本当にこの話を理解しているのだろうかと思う。

荒唐無稽な発想に、
実社会への着地点を用意し、
その間に虚実を取り混ぜてつじつまを合わせ、
物語として形作ることが小説であり、
それができなければ、
ただの与太話にすぎない。
小説に実在感を期待しない人もいるのかもしれないが、
わたしは、
見た夢を延々聞かされるのに付き合うほど、
暇ではない。

  以下次号

  1. 2014/06/08(日) 00:28:06|
  2. Book
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

くらびぼー

Author:くらびぼー
 HP    https://camera-rokkoo.amebaownd.com/
 twitter  https://twitter.com/rokkoo2013

職人仕事の片手間に、
カメラから教わった事を書き留めます。
映画・漫画・書籍等々、
書きたいことは沢山あるけれど、
本業に追われ更新は途切れがち。
まあ気長にお付きあいください。
掲載内容に関わらず、
カメラ修理/整備全般に渡ることがらについて、
何でもお答えいたします。
ご遠慮なくお問い合わせください。

〒 103-0013
 東京都中央区日本橋人形町1-1-21 
   人形町ビル1f
  カメラのロッコー
  03-3667-4285
   日祝休
   月曜~金曜 11:00~19:00
   土曜    12:00~17:00

ショッピングカート 始めました。
  http://rokkoo2013.cart.fc2.com/

フリーエリア

アクセスランキングにご協力ください。

フリーエリア

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード