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くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

Personal Best Personal Choice

銀座 ”Chanel Nexus Hall”で、エリオット・アーウィットの写真展をやっている。
4月の6日から5月6日迄ね・・・。
残念ながら、フライヤーもカードも既に無いそうで、さらに、
このページにURLを載せる技術もないため、会期の詳細やロケイション等々、
詳しいことを紹介できないので、興味のある方はご自分で検索下さい。
それだけの価値はある。
アーウィットに関する諸々は”マグナム”創始者の一員等々いろいろあるらしいけれど、
数年前”ラピタ”に記事が載るまで知らなかった。
そんな奴なので能書き扱くつもりはないが、素直な感想を少しだけ。

一瞬を切り取った写真が、ものすごい広がりを持っている。
”国家の品格”藤原氏言うところの”俳句的表現”だな。
語りきらないから余韻が残って、かえって強い印象が残る。
こういう写真を撮るには、別にカメラなんてどーでもいいんだと思う。
写真のためにカメラが選ばれるのではなく、撮る撮影者の心象のために、
カメラが選ばれる。・・・・多分ね・・・・


Erwitt

Erwitt2

入場料無料で、且つ、図録をただでお持ち帰りできる。
さすがシャネル太っ腹!!!
表紙の色は、画像にある黒の他、白、赤が選べる。
三回通って三食そろえるのも一興かも・・・。

テーマ:ブログ日記 - ジャンル:ブログ

  1. 2007/04/19(木) 22:41:18|
  2. Exhibition
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前回の続き

えー写真仲間に記事を誉められたので、
気をよくして少し早めの更新です。

前回の記事では全くカメラが出てこなかったのに、
FP-SLRに分類されているのは、こういうわけです。


F-1 F-1N
つまり、この二台と二本で現地の写真を撮っていたのね。
気温53℃まであがったときは、日陰においても潜熱でボディーが熱い。
そんな環境下でも巻き上げ・シャッター機能は勿論、露出計も問題無し。

特に整備したわけでもなく、中古を買ってそのまま持ち込んだのに・・・・。
大したモノだと思った。まあ、それほどの高温をかけられても変質しなかった、
RDPⅢもすごかったのだが・・・・・。
PKRの販売中止が話題になり、これまで使用経験がなかったため
この機会に試してみたけれど、被写体が悪かったのか
今ひとつ特徴が掴めない。富士フイルムの人に解説してもらうと、PKRは現像液に
3回つけなければならず、手間が大変、そうして得られたのは、並はずれた
堅牢性なのだが、数十年前ならいざ知らず、RDPの進歩と共に大して
変わらなくなってきている・・・・そうな。バックパックの中に撮影済みと・未使用のRDPⅢ
を入れ、30度以上の土地を1月近くうろうろした上、国際線の貨物室に入れられた後
現像しても発色が変わらなかったと言う経験を踏むと、メーカーの話であっても
信用してしまう。


で、撮れた写真はこれ。
Peshawar1

  1. 2007/04/17(火) 23:19:02|
  2. FP-SLR
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僕の村は戦場だった

先日書店でたまたま見かけ、買って帰ってすぐ読み終えた。
bock face
昨年11月、マガジンハウスから発刊された、女性戦場カメラマンのレポート。
所々文章がおセンチに過ぎるきらいがあって損しているけれど、
ドキュメントとしては一流だ。なのに、どこからも評判を聞いていない。
勿体ない・・・・・・・。
沢田も一ノ瀬も、イラクでなくなった橋田さんも”不肖”氏も、キャパすらも出来なかった
だろうことを彼女は成し遂げている。すごい。
それは、彼女が女性だから。慣習や教義に疎い日本人には判りづらいけれど、
イスラム社会では男女の間に大きな隔たりがある。だから、外国人の男がのこのこ
出かけていっても、写真を撮るどころか本音の話を聞くのはとても難しい。
それ故、彼女の伝えていることは貴重だともう。


何で自信満々でそんなことを言えるのか。
すぐそばまで行ったからです。
Pakisutan1
アルカイダの本拠地があるとされていたアフガニスタンのすぐとなり、
パキスタンはこんな所。911の年にアフガンへの入国口ペシャワールまで
行ってきた。ひょんな機会でカラシニコフを試射したら、現地のオッサンに
”お前は筋がいい、これからタリバーンに入らないかと言われた”(笑)
そして、暢気な日本人がにこにこしていると、こんな写真も撮らせてくれる。

AK 1

AK 2
自動小銃が農家の軒先で縄をなうように作られているのがシュール。
気温は50℃迄あがることもあり、水も電気も日本と比べると遙かに限られているので、

暮らしてゆくだけでも大変。その上、戦争やっているところにわざわざ出かけていって、
レポートする人をつくづく尊敬してしまう。


さて、この本を通読して読みとった教訓は一言でまとめられる。

即ち、”人間、勝ち誇って何かするとろくなことはない”。

シーア派もスンニ派もフツ族もツツ族も、クリスチャンもムスリムも、タリバーンも
アメリカ君も、みーんなおんなじ。まずは、身近なところから戒めよう。
  1. 2007/04/14(土) 10:42:54|
  2. FP-SLR
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ヤマトによせて

MG0704
もう先月号の話になってしまっていささか時季外れなのだけど、
バンダイ350宇宙戦艦ヤマトがらみで特集が組まれていたので、
久しぶりにモデルグラフィックスを買ってみた。
キット制作記事は凝った作りだったが、それ以上に当時の関係者インタビューや、
コスモゼロ制作者の感想に興味を引かれた。
それらを簡潔に表現すると”二つの格差”と言う言葉にまとめられる。


先ず一つ目は世代格差。
初回放映から33年経過していて、当時熱狂していたガキどもが、
今いい歳のオヤジなのは当たり前として、当時番組を制作していた人々は、
当時既にいい歳のオヤジで、大なり小なりリアルな戦争体験を持っていた。
そして、架空の宇宙戦記アニメーションにそれらの記憶を注ぎ込んでいたのだが、
当時のガキどもは未経験ながらも、お話の中に過去の戦争の
隠喩を感じ取っていたのね。だから、守の乗る”ゆきかぜ”は特型駆逐艦のことだし、
コスモゼロ52型は零式艦戦後期型から来ているのは、常識だった。
もっと掘ってゆくと、古代の吊っている磁力拳銃は南部十四年式の
グリップそのものを使っている(実際LSのキットから作ろうとした輩が沢山・・)し、
波動砲の射撃管制装置は児島襄著”戦艦大和”に描かれる48cm砲射撃装置
そのものだ。

MG/reiji
ところが、若手のモデラーはそれらのことを殆ど知らないらしい。
当時のガキどもは、同じやまとと呼ぶ対象を介在にして、
多少なりとも昔の大人達が何をしていたのかを知ったのだけど、
今の子供達にそれが通用しないとなると、
”殺し合いはやめよう”と唱えて理解されるのは
昔より難しいのかもしれない。


格差その二 地域格差
記事の中で当時の関係者が語っているのは、当時の東京の事情なのね。
勿論、それがヤマトを作り上げ今に連なるジャパニメーションムーブメントの
一部分であることは間違いない。しかし、同じように友達と連んで漫画読んで
描いて書店の漫画コーナーに入り浸っても、プラモ作って模型店に入り浸っても、
地方都市では何も起こらなかった。僻みではないそれが現実です。
ことほど左様に、東京という街の様々な意味での集積値は高い。
ほんの十年ほどでインターネットが驚異的に進歩して情報流通量が増し、
地域格差が縮小したのは間違いない事実だし、このブログのように個人的な
発想を全く無支出で不特定多数に発信できるようになったが、
本当に何かが動くためには、生身のつき合いが不可欠だと思う。
それ故、前述した東京の”濃さ”は未だに変わらない。

それを踏まえて、いきなり、カメラ業界の話に転換してしまうが、
あの当時、洋プラのない地方都市から東京にプラモデルの買い出しで、
銀座も原宿も見ないで、下北沢と府中を回った身からすると、
東京関内で日曜祝日休業している中古カメラ店やギャラリーを見ると、
あきれる上に腹が立つ、そして哀れを催す。
機会損失を感じないのだろうか?





  1. 2007/04/08(日) 00:48:13|
  2. プラモデル
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お花見カメラ

まだまだ続くよとらブルが・・・・。
嫁さんにブログを見せたら、致命的な問題を指摘され慌てて手直し。
何処を変えたかは悔しいので説明しない。
あげくに、昨晩しこしこ更新しようとした原稿が、保存前にダウン。
嗚呼・・・・・・。


さあ、気を取り直して外に目を向けよう。
今日はこのあたりでは入学式の日。
僕も私もお父さんもお母さんも、おめかししてうきうき。
そこで、春らしい色合いのカメラはこれだ!


Advo Shatter

だから、これじゃ判らないって!




Advocate

あのイルフォードが1950年頃に作った、特異なフォルムとホーロウ引きのような
アイボリーボディーが人気で、慢性的に品薄状態のAdvocateというカメラ。
しかし、このカメラの人気の秘密は、外観ではなく実はその描写性能にある。

何せ、ダルメイヤーの35mmレンズが載っているからだ。
オリンパスワイドが発売されたのが1955年の10月で、それから日本での
ワイドカメラブームが始まるが、それから5年は先んじている。
さすがは嘗てのカメラ先進国イギリス。しかし、’55頃には生産終了。

しかーし、シャッターは最初の画像にあるように、打ち抜いた鉄板をビスで組んだ
イージーメカで、1/25~1/200しか使えない。レンズの明るさも考慮すると、
昼間の宴会には使えても夜桜には難しいと思える。
ところが、実際に撮影してみると、事実上全くないシャッターリコイルと、重いぼでぃーが
相まって、慣れた撮影者ならば、カメラを固定して手動でスローシャッターが切れる。
これは私見だが、潔く低速シャッターを諦めたのは、このような使用法を
想定しているからで、それゆえ、シンプル機構なのにわざわざレリースケーブルソケット
だけは組み込まれているのでは無かろうか。


で、撮れた写真がこれ。

Cherry
昨年の国立博物館の桜。

ところで、このカメラはシンクロターミナルやシャッター・巻き上げ機構などなど、
細かい変更点があるが、肝心の搭載レンズが三種類ある。
     即ち    Dallmeyer Anastigmat 35/4.5
            Dallmeyer Anastigmat 35/3.5
              Wray  Anastigmat 35/3.5
で、それぞれシルバーフェイス、ホワイトフェイス、ブラックフェイスという、
マリネラ王国のタマネギ部隊のようなラインナップになっている。
因みに、上の桜は35/3.5で撮った。これでもものすごくシャープ。
黒顔は十万円前後する上に滅多に見つからない。
  1. 2007/04/05(木) 12:08:06|
  2. カメラ
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春のPenn祭り その2


やれやれ、タイトルが消えていたり、折角アップした画像も飛んだり、
あげくに記事の内容も説明不十分。前回の記事でPenと書いたのはPenS、
EEと書いたのはEESと読み替えてください。固定焦点のPenEEでは、

また話が違ってくる・・・。


で、今回のお題はこれ。



trip35 Winder
あ・・・・、いや間違えました。此で判ったら偉い・・・・。






Trip35




オリンパス トリップ35。”おいおい何時になったらまともなクラッシクカメラが

出てくるんだ”と言うヤジはおいておいて。1968年にPenEEを下敷きに開発された、

このカメラは、最近では500円で手にはいることもあるほど評価が低いけれど、

正しく使うと意外なほど良く写る。

何で評価が低いというと・・・・・・・。


trip35 shatter
シャッター周りのビスにゆるみ留めがべったり塗られている。

つまり、パーツの加工精度が低いのでこういうてあてをしないと使っているうちに

あちこちがたがた言ってくるのね。でも、樹脂が劣化すると結局ネジがゆるんで

がたがた言ってくる。場合によってはビスが脱落する。

そうなるとまともな写真は撮れない。

また、レンズがかびたりバル切れ起こしたり傷んだりしていても、バルブがないので

確認できず、知らずに撮ると当然大して写らない。

それらの問題点を除いて十分な整備をすると、

最初に言ったようにこのカメラはとても良く写る。

良く写るから当時は人気も高く、とても長い間作られるづけた。メーカーも

製造期間中にいろいろと改修して、最初の画像にあるように巻き上げノブ下は、

部品点数を減らしている。此は手抜きではなく真面目な姿勢だ。

沢山作られて何処に出もあるから誰もありがたがらないが、

写真を撮る機能で考えると、本調子の出ているTrip35はロモやボルガより

遙かに優れたカメラなのです。


  1. 2007/04/02(月) 16:14:34|
  2. 未分類
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