くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

世界の帆船模型展

毎年この時期に、横浜伊勢佐木町の有隣堂本店ギャラリーで開催される、
本邦最高レベルの模型作品展。
かれこれ20年以上ほぼ毎年鑑賞させていただいているけれど、
出品されている方々が、皆さんだいぶ先輩方なので、
軽々しく感想言うと失礼になるが、以前より明らかに技量が上がっている。
人のなす美しい”狂気”を、
連休のひとときお感じ下さい。

SailingshipModels 07
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  1. 2007/04/28(土) 21:50:20|
  2. Exhibition
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The Qeen


2006年度アカデミー賞主演女優賞受賞作。


 the Qeen 2


”プリンセス・ダイアナを殺したのは王室なのか?”
という、ミステリーを期待して観に行くとがっかりさせられる。
でも、良い映画だったと思う。
ダイアナ事件を手がかりに、トニー・ブレアを媒体として、
英国王室の実体、そして、女王の心象に迫ろうとしていた。
無理無理一言でまとめると、
”燕雀いずくんぞ鴻鵠の志をしらんや”ってところかな・・・・・。
夕飯のサラを自分で洗う、歴代最年少首相改革派の旗手ブレアが、
なぜ保守派の首領であるはずの女王に傾倒していったかを描くことで、
そこのあたりを表現している。しかも、変質することでブレアは側近どころか、
最も身近な同士であるはずの嫁さんとも齟齬を来す。
政治家として自ら望んで首相に上り詰めたブレアは、
その場所に立って初めて、女王は女王という宿命を潔く背負っていることに気付いた。
つまり、リーダーってのはあんまし楽しいモンじゃないと言うこと。

奇しくも、昨日新聞に日本の高校生の8%しか偉くなりたいと思って無くて、
更に、43%がのんびり暮らしたいと考えているとの調査結果が出た。
論調は否定的だが、果たして本当に悪い結果だろうか?
では、”偉い”とはなんぞや?
”男と生まれてきたからには、派手なクルマ乗り回して、いい女抱いて、
 でっかい家にすみたくないか?”(by びー・パップ・ハイスクール)
とういう”偉い人像”がまともな人でないことに、
高校生が気付いていることの方が明るい話だし、
そうでなくても、引退時の地位や、メダル、賞金等々、いわゆる体育会系実績主義で
のし上がったリーダーのご立派な組織運営で、あっちもこっちも組織が
大騒動しているのをまのあたりにすると、”偉い人”に懐疑的になって当たり前だと思う。
大切なことは、”のんびり暮らす”ためにも、どこかで戦わなければならなくなって、
その課程で生まれる大切なモノのために、誰かが取りまとめ役を務めざるを得ず、
結果的に”偉い人”が作り出されるというしくみを、
彼らに伝えることでは無かろうか。

the Qeen
  1. 2007/04/27(金) 22:29:01|
  2. Cinema
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はじめての・・・・・

気付いてみたらもう一月。
これも含めて13回も記事を書いているではないか。 すごい!!
しかーし、その内容たるや”クラカメかっ?”て言うような機種ばっかし。
そこで、今回は開店一ヶ月記念で誰もが知っている超有名機種を取り上げる。

これだ!!!
contax helicoid
だから・・・・、これじゃ3000万人判らないってば!!!




では気を取り直して・・・・

contax Helicoid 2
くどい!!!!!


今度こそ・・・・

contax 2a

これなら誰も知らないとは言わせない。
それ故、細かい説明は割愛させていただきます。

これだけでは記事にならないので、・・・・・・。

コンタックスを語るとき、手にした人なら誰でも感じるのに、
記事になると決して誰も触れないことがある・・・・、何か・・・・。
”コンタックスのレンズマウントヘリコイドはかたかたしている・・・・”。
まるでグリースの抜けたミノルタやオリンパスのレンズシャッター(LS)カメラの
ヘリコイドのように・・・・。
それらのカメラだと、欠陥騒ぎになるし中古なら誰も買わないのに、
”コンタックス”と言うだけで誰も文句を付けない。おかしくないか?
結論から言うと、この”かたかた”は実用上は絶対に無くなりません。
(固定焦点にするなら話は別だが・・・・。)
最初の画像にあるようにコンタックスのヘリコイドは、ネジ山がギアになっている。
通常ヘリコイドは一種のライフリングになっていて、軽いグリースで滑らせているが、
これがギアになっていると、グリースどころがオイルを入れただけで
とてつもなく重くなり、全く動かなくなってしまう。
従って、この種のカメラのOHを行うときは、ひたすらここを洗うしかない。しかも、
このデリケートな部分は少しでも変形するとロックして動かなくなってしまうので、
作業は大変気を使う。
LSと違って鏡胴には撮影時動くモノもないので、”かたかた”は問題ないと、
CZの連中は言い張るのだろうが、本当だろうか?

何方か確認しません?

  1. 2007/04/27(金) 00:56:34|
  2. FP-RF
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スプリング ドライブ

全世界3500万人のクラッシックカメラファンの皆様こんばんわ。
クラカメ・エヴァンゲリオン、くらびぼーです。
今宵東京の月は陰っていますが、バンクーバーのオーロラは如何でしょうか?

今晩も作業時間減による収入圧迫と、途中保存できないブログのデータ飛びに
追われつつ、最新記事をお届けします。


Fujica Drive 1

前回のロボットに続きゼンマイ巻き上げ並びで、1964年6月に発売された、
フジカドライブを紹介しよう。
1959年にPenが発売されて以来、ハーフサイズ市場は活況を呈していて、
’63年頃には主立ったカメラメーカーの独自機種が出そろっている。
その発展形としてスプリングドライブ仕様が三社から発売された。
先ず、’62年11月”リコーオートハーフ”、’63年11月”キャノンダイアル35”、
そして、それらの陰に隠れるようでぱっとしないのがこのカメラ。
面白いのが価格設定で、同程度スペックの機種は大体1万5千円弱。
しかーし、セルフターマー付きのオートハーフSEと比較すると、
フジカドライブは、同じ値段で明らかに内容が上回っている。
(前者は固定焦点・全面プログラム露出に対し、後者は目測焦点、
シャッタースピード4速・絞り7任意切り替えプラスAE)
で、更に

Fujica Drive 2

ファインダーにこんな立派なガラスプリズムを使っている。
なのに、このデザインじゃ売れねーよ・・・・・・・。
二者を見比べると、リコーが如何に物売りが上手で儲けていたかを、
非常に強く感じる。

  1. 2007/04/24(火) 00:45:35|
  2. LS
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軍用機の写真機

ネタがあると言った手前、続けて更新。
昨日のネタは、これを持ち出すための前振りでです。

Robot 2

メッサーシュミットに搭載されていたとして有名なロボットと言うカメラ。
今でこそ写メだの何だのといろいろあるけれど、20年ほど前までは、
写実的記録を残すのは、テープレコーダーの音声録音ぐらいしかなかった。
このカメラは資料によれば1933年に初号機がロールアウトしている。
つまり、必要なデータの画像自動記録装置として開発されたため、
スプリングドライブの自動巻き上げ装置は備えるも、距離計装備機は基本的にない。
その替わり、ファインダーが後ろ・横と切り替えがきく。ガンカメラとして
翼に仕込むためだ。
これを読む人は、それぐらいご存じだろうから、コアな画像をご開帳。

Robot Mecha
上部にあるのが巻き上げ機構で、メカメカしているのがシャッター。
独自機構で、これ以外に使われているカメラはない。
軍用カメラなので、整備は理屈が判っていればシンプルそのものだし、
滅多なことでは壊れない。
(帰投後給油給弾すませてすぐに再出撃できるドラケンみたいな感じ。)
しかーし、本当に壊すとと絶対に直らない。
なぜなら、戦闘機の翼に仕込んで振動に耐えられるように作られているため、
全ての機構がネジではなくがっちりカシメで留めてある上、高々度の低温で
オイルが凍らないように、殆どオイルフリー。それ故、50年も経てば結構摩耗している。

このカメラで注意点を一つ。
どのようなカメラでも、写した写真は必ず守られるように作られている。
従って、自動巻き上げの駆動力が落ちても、シャッターが開きっぱなしで止まることは
絶対にない。もしそのような作動を起こしているのならば、そのカメラが故障しているか、
設計上の欠陥を抱えていることにななる。この部分でロボットに欠陥はない。
お手持ちのロボットがもしそのような作動を起こしているのなら、
”簡単な”整備を自ら試みるか、どこかに依頼するかをお勧めする。

テーマ:手作りお菓子 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2007/04/21(土) 22:48:13|
  2. LS
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ブラッカムの爆撃機

週一しか更新しないと宣言したけど、本当はね書きたいネタは沢山あるのよ。
少なくとも、十数回分は貯まっている・・・・・。
でも、ちまちま書いている時間がない・・・・・・・・・嗚呼・・・。

では気を取り直して今回のお話。

”世界の”宮崎駿はアニメーター作業に行き詰まると、息抜きとして漫画を書いていた。
一番有名なのは”風の谷のナウシカ”で、その後モデルグラフィックスに連載された、
”紅の豚”も見事に映画化された。どちらも人気があるけれど、ナウシカに限って言えば、
映画は漫画のダイジェストに過ぎない。ことほど左様に漫画版は素晴らしい。
それ以外にも”雑想ノート”と言う傑作が、同じくモデルグラフィックスに連載されていて、
その発展系として、ナチの戦車に乗る豚の戦争が、”豚の虎”として、
超リアルに描かれている。(お勧め)

で、その発展計として、イギリスの爆撃機を題材にした児童小説に、
宮崎さんが挿し絵(?)を描いた。

Blackham’s Wimpy 1

昨年の10月に発行されているけれど、スケールアビエイションの今月号に、
この小説の機体を1/48で再現したモデルが掲載されているので、
皆さん合わせてご覧下さい。
Scale Aviation0705

”雑想ノート”の巻末対談や映画製作に関するインタビューを読むと、
宮崎駿と言う人が、人並みはずれた軍師であることが良くわかる。
それ故、多人数の人員運用を要求されるアニメーション映画監督が勤まるのだろう。
さらに、兵器の形態・性能から、用兵・設計思想、果ては民族性まで読み解いている。
この視点は、カメラ修理にも大いに参考になるのよ。
”これはドイツのカメラだから・・・・・。”とか、”フランス人は・・・・・・・・・・”とかね・・・。

テーマ:ガンプラ大好き - ジャンル:趣味・実用

  1. 2007/04/20(金) 23:05:39|
  2. カメラ
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映画・漫画・書籍等々、
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本業に追われ更新は途切れがち。
まあ気長にお付きあいください。
掲載内容に関わらず、
カメラ修理/整備全般に渡ることがらについて、
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