くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

世界の中古カメラフェア

毎年3回開かれるICS主催のカメラ市が、
今週末から渋谷東急東横店にて開催されます。
二日目にあたる6月2日土曜日には、

恒例のサタデーサービスで割り引き品が出品され、

例の藤沢ジャンクコーナーも店を出します。
私も、売り場でうろうろしていますので、

お見かけの際は宜しく・・・・って、わかんねーか・・・。


camera fair 0706
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  1. 2007/05/29(火) 22:32:40|
  2. Exhibition
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大作 その3

ミロフレックスの話は前回で終わったけれど、
この機会に見ていただきたい画像が以下のように・・・・。

miniture mecha
前回の画像と比較されると納得されるだろうが、
これはミロフレックスのシャッター機構の一部をそのまま使っている。
というよりも、目測式カメラなのでミラー関連機構が入っていないだけ。
例によってスローガバナーは入っておらず、最低速は1/30sec程度。
当時のフィルム感度がせいぜいISO20程度だとすると、
この程度の低速では全く不自由だったろうと想像するが、
一体どうやって撮影していたのだろうか・・・・?

カメラの容貌はこんな感じ。

contessa nettel minituer crap
ツァイスに大同連合する前のコンテッサ・ネッテル社製ミニチュアー・クラップ。
(正式名称は他にあるらしいが、この場ではエルネマン社に倣って仮称ね)
エルネマンのミニチュアー・クラップカメラとほぼ同寸法で、
フィルムホルダーゲートもほぼ一緒。プラウベルマキナ式の、
フォーカシング機能を備えるだけ、本機の方が凝っているが、
経年の摩耗でガタが大きく、今となってはエルネマンに軍配が上がる。
127ホルダーが見つかればシートを使わなくても撮影可能。

若しくは、例の改造ホルダー装着で120撮影する?
本機もミロフレックスも、カメラ屋さんの仕事なので、
来月の東急東横カメラショウで店頭に並ぶかもしれない。
お楽しみに。

  1. 2007/05/23(水) 18:59:09|
  2. FP
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大作 その2

イデオン好きの皆様こんばんわ。
ガンダムは実物大モデルが遊園地で実現されるとの、
ニュースが入っているのに、翌年放映されたあの作品は、
何故に見向きもされないのでしょうか・・・・。

さて、余談はさておき、昨日お約束したミロフレックスの解説を、
今宵もお届けします。


miroflex mecha 1
このカメラは構えた状態での右側面部に、全ての機械が集中していて、
カバーを外すとこのような状態になる。
そして、

miroflex mecha 2
この状態まで分解・整備しないと調子は出ない。

他のカメラのフォーカルプレーンシャッター(FPS)機構を、
ご覧になったことのある方はお気づきかもしれないが、
このFPS機構はかなりややこしい。
何故こんなことになるかと言えば、先後幕が繋がっているからです。
ここから先は個人的な論証なので確証はないが、
当時のFPSは先後幕間のスリットをかえるだけで、
露光時間を調整していたため、撮影枠を走る間、
幕の間隔を厳密に一定にしなければ行けないと、
設計者は思いこんでいたのだろうね。
ところが、スリットが撮影枠の幅を超えると(135だと1/30あたり)、
それ以上の低速シャッターの設定はすごく難しいし、
幕の初速と終速とは諸要因で変わってしまうから、
スリット一定で走らせても露光むらは起こってしまう。
と言うことがはっきりしてきて、このカメラやコンタックス等の
高級機構と比べて、明らかに簡易機構だったライカが、
自信を持って自社製FPSにスローガバナーを組み込んだのが、
1933年のⅢ型と言うわけで、いろいろとつじつまが合う。
結局、カムとアームとで複雑に動く本機の機構は、
無駄ーなことをしているわけで、逆に割り切ってシンプル設計にした、
オスカー・バルナックは天才だったと言えるだろう。
  1. 2007/05/23(水) 00:53:50|
  2. FP-SLR
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大作 その1

日頃、見応えあるカメラが少ないとお嘆きの諸兄に、
今宵お届けするのは、菊正宗ならぬ鬼ごろし級の目も覚める一品。

じゃーーん!!!!back viw


  ・・・・・・・????・・・・・・・
  これじゃわからん!  もとい!

front viw
見よこのイデの発動のごとき偉丈夫!!
今から約80年前のツァイスイコンの製品”ミロフレックス”。
波動砲の様なレンズBiotessarは165mmにしてf:2.8!
本日見事にシャッター幕交換を終えロールアウト。
これでもう、ねくらでびんぼーとは言わせない、我が名は”くらびぼー”。
当時のこととて当然ガラス乾板若しくはシートフィルムを利用するが、
ロールフィルムホルダーが入手できれば、120で撮影可能。
1/8から1/200程度まで調速可能。
お持ちの方は是非撮影を楽しんでいただきたい。
ところで、この手のカメラの一番の楽しみは、ピントグラスに写る画像だったりする。
と言うわけで、今回はちょっとお裾分け。

fiower
実は、このようなカチャガチャ・ドーンタイプのカメラは、
戦間期にいろいろ作られていてもっとごつい容貌のカメラもある。
しかし、このカメラが他を圧するのは、実はその内部の機械にあったりする。
で、明日ご開帳するので、こうご期待。
  1. 2007/05/21(月) 22:43:30|
  2. FP-SLR
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目の前

本当はこんなことやってる暇無いのに・・・・、
反応があるとついつい書いてしまう・・・・・。
道具シリーズ第二弾。

head rupe
この手のモノでは憧れの定番的な存在、”ツァイスのヘッドルーペ”。
両手が使える利点はあるけれど、倍率があまりないので、
修理作業では殆ど使わない。
その上に乗っているのは、時計修理用のキズミ(BERGEON;ベルジョン)。
本当は眼窩に銜えて使うのだが、ヘッドルーペ仕様にするための
ホルダーをつけてある。この」ルーペは各種倍率があり、かなりの高倍率も揃っているし、
ホルダー使えば眼鏡の上からでもかけられる。
何より、首にかけると聴診器をぶら下げたお医者さん気分を味わえる一品。
しかーし、これも殆ど使わない・・・・・。


rupe
作業で使うのは殆どこの二つ。
右は、前の画像にあるベルジョン・ルーペを逆さにして、135のピントルーペにしてある。
このルーペは、画像のように伏せて使うと、接地面に合焦するように、
鏡胴の長さが合わせてある。眼窩に銜える本来の使い方をしたときにレンズが曇るので、

自分でエアダクトとして切り欠きを入れてある-。
東急ハンズでも1000円程度で売っているので、最もお手軽なルーペかもしれない。

そして、使用頻度の最も高いのが、左側のレンズ。非常に高倍率で且つ、
口径の周辺まで像の崩れがない。しかも、前後を裏返すと焦点位置が変わる。
いいことずくめなのだが、残念ながら一般には市販されていない。
というわけで、正体はまたの機会に・・・・・・。
  1. 2007/05/17(木) 23:59:28|
  2. Tool & Material
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風呂につかって・・・。

以前、ひょんなことから手に入れて、以来ずっとそのままになっていたカメラを、
息子がらみの写真が撮りたくて整備してみた。


in the bath

・・・・・・改めてみると見苦しい・・・・・。

nikonos mecha

1963年から約2年間製造販売されていた、日本最初の水中カメラニコノス1型。
水深50m迄の耐水性を有し、特殊なメタルフォーカルプレインシャッターは、
1/30から1/500までの5段階が選べる。画像のように、ファインダー部分は、
機械・フィルム室からは完全に分離されているので、この部分からの浸水で、
作動不良を起こすことはない。
逆に言うと、本体内に浸水してもファインダーでは判らない・・・ははは・・・。
ところで、”・・・防水”の意味を、どれ程皆さんはご理解いただいているだろうか?
素人考えでは、さも頑丈に締め付けて、がっちり気密に作られているように想像するが、
多くの一般的な”防水”時計は、ただ単にパッキングが噛ませてあるだけで、
特にそれ以上の締め付けはなされていない。だから、50m防水の場合、
保証されるのはそこに静置された状態だけで、泳ぐなどしてそれ以上大きな水圧が、
部分的にかかったりすると、漏れる場合もある。
このカメラも、ファインダーを始め、各部にパッキングは入れてあるが、
それを強く締め付けるような構造にはなっていない。
特に、巻き上げレバー・巻き戻しノブのシャフトは、
可動部なのにゴムの輪が絡んでいるだけ・・・・漏るな・・・・。
風呂場において写真撮るにはいいが、水中、しかも海水につける気には、
絶対になれないカメラでした。


nikonos


テーマ:ガンプラ大好き - ジャンル:趣味・実用

  1. 2007/05/17(木) 01:35:22|
  2. FP
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まあ気長にお付きあいください。
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