くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

・・・・・フェチ(コニカⅢA)

何を隠そう”ケース・フェチ”です。
でもって、フードもかなり好きなので、ケース付のフードがあると、
カメラを持っていなくてもついつい買ってしまうことがある。
特に四角いフードは・・・・・・・。

konicafoud1

ところがこのカメラで注意しなければ行けないのは、
同じ純正”konihood”でもf2用とf1.8用とでは、サイズが違い互換性がない。
このフードも得意げに撮ったがこのカメラには使えない・・・・とほほほほ・・・。

ところで、一般のマニアが最も手軽にカメラを可愛がる方法は”掃除”だと思う。
(私は仕事ではするが、自分のカメラはあまり掃除しない)
で、ケースも洗ってやると見違えるように綺麗になるのでお勧め。
カメラ本体と違って、多少水が回っても乾燥さえしっかりすれば危なくないからね。

汚れがかなり酷い場合は、思い切って2倍希釈した住宅用洗剤を歯ブラシに付けてごしごし。
その後、皮革用洗剤(サドル・ソープと言う)で、綺麗に泡立てて汚れを浮かし拭き取る。
普通の汚れなら住宅用洗剤は省略。そのあと、皮革用クリームをたっぷり塗り混んでやる。
このクリームで差が出る。
サドルソープは、一般の靴売り場では扱いが少ないので、東急ハンズで探す。
皮革用クリームkは、革用品(鞄・靴。ジャンパー等々)を扱う店で、色々探すと楽しめると思う。
(エルメス・コーチ・リアルマッコイ・・・・・等々)
更に皮革用クリームは、ジャバラの手入れにも重宝する。
因みに、我が家で使っているのは、六本木の高級皮革用品セレクトショップで扱っていた。
クリーム探しを口実に、買い物では絶対は入れない高級店を冷やかせる。
最も現実的な御利益だ。


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  1. 2008/04/24(木) 10:36:12|
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大きなガラスプリズム(コニカⅢA)

まだ続くが、これで終盤、KonicaⅢA。

以前にも書いたが、コニカ・ローマ数字シリーズは、
Ⅲ型の3機種で終了する。
つまり、Ⅲ、ⅢA、ⅢMね。
セレン露出計を内蔵したⅢMはⅢAと同じ大型ファインダー、
50/1.8の大口径レンズ、そして、フル/ハーフ切り替え可能と、
詰め込むだけ詰め込んだ意欲作だった。
(例のシャッターはLV対応できるSLVにグレードアップされている)
でも、どう見ても不格好なので売れなかった。
私も、コニカでは大型ファインダーと大口径レンズを備えたⅢA/f1.8が、
一番判りやすい優良機だと思う。
(レンズ描写に拘ると、Ⅱ型に載っている50/2.8が、
  図抜けているという説もある。)

そして、このカメラをⅢA型としてⅢ型から区別しているのは、
特大級のレンジファインダーだった。

3A


整備中の画像なので、フレーム取り込み用のプリズムを外しているが、
手前左側にある斜めに線の入った固まりが、
その部分でハーフミラー化して張り合わせたまるまる一つのガラスブロック。
これだけ大きなガラスの固まりは、他のカメラではみたことがない。
ファインダーの大きさ見え易さは、レチナの”大窓”に匹敵するが、
レチナのそれはハーフミラーを使っていて、材料の豪華さではコニカが圧倒する。
(尤も、ファインダーは写真には写らないけね・・・。)
この豪華さだけでも、このカメラを手にする価値は十分あると思う。

ただし、巨大なガラスのブロックは十分に重たく、
強い衝撃を受けると割れ・欠け・剥離を起こす危険性が高い。
事実、一見無傷に見えて、実はプリズムの破損した個体を、
何度かみかけた。
オークションの画像では確認できません。
(私も到着後手にとって、初めて気付いたことがあった。)
購入をお考えの方は、十分御吟味あれ。

3Aplism


  1. 2008/04/14(月) 10:43:27|
  2. LS-RF
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コンパーあれこれ

まだまだ続くコニカⅢA話。

世が世であるなら50万円級の高級カメラと持ち上げたけれど、
実はこいつは結構ずっこけかめらだったりもする。 ・・・何故か・・・?
わざわざ誇らしげにLV(ライト・バリュー)対応を謳っているけれど、
それが実際には実に使い勝手が悪い。 ・・・・何故か・・・?
シャッターが倍数系列ではないから。

konica3-Lensebodei

絞りは正確に倍数刻みでしかも等間隔に並んでいるのに、
シャッター速度は、1・2・5・10・25・・・等々、更に並びが不等間隔。
これではLVリングを入れる意味がない。

同じシンクロコンパーを使っているはず(コニカはコピーだけど)のレチナは、
そんなこと無い。 ・・・・・何故か・・?
別のシンクロコンパーを使っているからです。

REtina shatter

retina shatter2

前々回掲載したセイコーシャMXLと比較されると、
全く異なる機械であることがご理解いただけると思う。
”MXL”は、コンテッサ35に採用されたシンクロコンパーとは、
同じモノなのだけど、レチナⅢcの頃のシンクロコンパーとは、
全く別物なのさ。

結局このころの日本のカメラ界は、カメラとか写真とか言ったモノを、
本当はあまり理解していなかったのだと思う。
だから、必要な機能を満たさないシャッターを使ったまま、
時流に乗ってLV機能(もどき)を入れたり、
少しでも明るく見せるために、口径比f2.0のレンズ表記を、
意味もなくf1.9とか書き込んだりしている。

50年前の戦後復興期の日本人の所行を笑うのはたやすいが、
今でも結構同じような商売がまかり通っている現実は、
あまり洒落にならない。
画素数の値だけ大きくて画質の伴わないデジカメとかね・・・・。

消費者が本当に賢くなると、
詐欺が通用しなくなって、大もうけは出来なくなるし、
”激動感”は味わえないかもしれないが、
厳しい目で吟味された商品の並ぶ社会は、
本当の意味での豊かな社会だと思う。
  1. 2008/04/13(日) 00:44:15|
  2. LS-RF
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番組こぼれ話

テレビ東京の長寿番組”開運!何でも鑑定団”を、毎週観ているのだが、
8日の放送で立木義浩さんが古典カメラを持ち込み鑑定を受けた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/database/20080408/01.html

マリオン・ソホのトロピカルカメラ。
実はこのカメラはさるカメラ店の人が独立したときの看板として入手したモノを、
人間国宝の歌舞伎役者さんが強引に買い取ったという、
業界内では結構有名な代物だった。
それが三十数年前だと言うから、ほんの数年で立木さんの手に移ったことになる。
当時300万円以上役者さんはお支払いになったそうな・・・・。
今回の鑑定では、220万円だから、・・・・・そんなものか?

100年前のあれほど程度の良いカメラが、200万円ほどしかしないとは、
時計と比べてカメラは悲しいほど安い。
宝飾品と道具との違いなのだろうか・・・・?

番組中では実際にこのカメラを使って撮影し、
吉田真由子嬢の綺麗なポートレートが上がっていたが、
レンズ前にソロントンシャッターを付けて写していた。
つまりカメラ本体のシャッターは(多分)使えなかったのだろう。
・・・立木先生、折角だからシャッター直しません?


  1. 2008/04/11(金) 01:40:52|
  2. TV-program
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セイコーシャMXL(KonicaⅢA)

まだまだ続くコニカの整備。
先日友人から、カメラのメカに興味のある人の話を聞いたので、
今回は少し丁寧に内部構造をご紹介する。

konika3MXL2

これが、シンクロコンパーをコピーした、セイコーシャMXLシャッターの内部。
手前側三日月型のブロックがスローガバナー。
赤いレバーから手前側に写っている、ごちゃごちゃしたのがシンクロ同期装置。
白く光っているのが、セットリングの腕で、シャッターケースの内筒を軸に回転し、
羽の開閉リングを動かす。
シャッターの作動は、このセットリングにかかるスプリングで行われている訳ね。
よく見ると、赤いレバーの横あたりに、もう一つバネが入っていて、1/500secの時だけ、
セットリングに絡んで、メインスプリングを補助して速く動かす。
スリット幅で露光時間を調節するフォーカルプレーンシャッターと違い、
レンズシャッターの調速は、殆ど全てスローガバナーが行っている。
しかしその調整は、殆どケースへの据え付け位地で決まるんだな。
確かに、この装置の各部には調節用機能が組み込まれてはいるが、
下手にいじると泥沼にはまるので、やめた方がいい。
それに、最も消耗の激しい部分なので、完全に摩耗してしまっている個体は、
交換以外に修理方法がないと言うことも、理解しておくべきです。
修理屋はいろいろなジャンクから部品を外して確保しています。

konica3MXL

最初の画像のメカをケースから抜き取り、丁度裏返したのがこの画像。
このベースプレートとシャッターケースとに挟まれて、羽が納められている。
所謂”羽油”状態のシャッターは、ここまでばらして洗ってやらないと、
調子よく動いてはくれない。ベンジン流して吹いて綺麗になったようでも、
必ずどこからか油を引いてくるんだな・・・・。
慣れれば10分程度で分解・組み立ては出来る。
寧ろ、時間がかかるのは上記のスローガバナーの調整。
結構当たり外れがあります。
  1. 2008/04/06(日) 23:40:57|
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ノー・カントリー

前回見た映画は”三丁目の夕日”で、
コーエン兄弟作品は”ファーゴ”しか観ておらず、
昨年は10本も観ることが出来なかったのに、
映画を語るなと言われそうだが、
折角小屋に行ったので一言。

no countory


本年度米国アカデミー最優秀作品賞・最優秀監督賞受賞作。
”ロッキー・1st”や”タイタニック”が同じ賞を取っているとは、
思えないほどディープなお話し。

苦悩するアメリカの世相を反映しているのだろう。
昨年受賞作の”バベル”と同じようなテイストを感じた。
”バベル”は人の孤独を取り上げて表現していたが、
本作では生きる上での理不尽を見つめてる。
平たく言うと、麻薬がらみの金を持ち逃げした男が、
組織の男に追われる・・・・と言う筋書きだが、
追っ手の男が、存在そのものが”事故”の様な奴
(だって、顔を見た人はことごとく死んでしまう)で、
作品を見ている者は、その事故の連鎖を観る内に、
”人間一瞬先は闇”と感じるようになる。
連続する”事故”の報告を聞かされたベテラン保安官(トミー・リー・ジョーンズ)は、
この国がどうなってしまったのかと嘆くが、
年老いた叔父の話を聞き、今も昔も理不尽はあったと納得し、
それでも何処かに希望はあると言って、話を締めくくる。
・・・・・が、私にはアメリカが以前よりも狂って居るように思えてならない。
それにつられて日本も・・・・・・。

我々は、どうしたら正気を保ち続けることが出来るのだろう・・・?
  1. 2008/04/05(土) 03:09:44|
  2. Cinema
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掲載内容に関わらず、
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