くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

ボランティアの死


afgan map

hybal pass
画像に写っている写真は、パキスタンとアフガニスタンとの国境カイバル峠を、
パキスタン側から見た風景。
以前にもブログに取り上げたが、私は2000年から3回パキスタンに渡航し、
現地で撮った写真を最終的には個展として纏めることが出来た。
多少なりともお世話になった国なので少なからず関心を寄せており、
特に今回隣国アフガンでボランティアの日本人青年が命を落とされ、
哀悼の意を表すると共に、日本ではわかり得ない現地の心象を、
少しでも多くの人が理解できるためのお手伝いをしたいと思う。
このブログをお読みになった方は、
 http://blogs.yahoo.co.jp/kimagure_obahan
をお読みいただきたい。
パキスタン在住30年になる日本人女性督永さんの現地レポートが綴られている。
タリバーンを”恩知らずで非常識な輩”と簡単に断ずることが出来ない背景が、
大手メディアの言葉よりもリアルに感じられるだろう。

それにしても、今回の伊藤氏の父上、橋田さんの奥様等々、
このような形で外地で肉親を亡くされた方々は、
皆何と立派な姿でおられるのだろう。
子を持つ親として見習いたいと思う。

伊藤さんの無念を推し量るに余りあるが、
敢えて非難を承知で本音を書くと、
自ら抱え込んだコンプレックスに飲み込まれ、
無関係な人々を道連れに自殺を図る輩に比べれば、
彼の命は遙かに意味有る命だったと思う。
どこからその違いが生ずるのか?
メディアに乗った親の有りように、
分岐点が読みとれるような気がした。
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  1. 2008/08/28(木) 22:43:53|
  2. TOPICS
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種明かしの更なる探求

1960年代初頭コピー機の開発に乗り出したリコーは、
米ジェネラルアニリン社との技術提携を行い、
同社の子会社であるアンスコ社の要請で、
カメラをOEM供給することになった。
これが、”アンスコメモⅡオート”で、
日本名をリコーオートハーフ・ゾーンフォーカスという。

RAH ZF
後のS・SEに似たデザインだが構造は初代と全く同じ。
そして前回述べた”興味深い事実”とは、
この二種類のカメラのレンズは全く同一と言うことだな。
だから良く注意して前回の画像をご覧頂くと、
ゾーンフォーカス(ZF)のシャッターに、初代RAHの前玉がはまっている。
とすると、RAHをZFに改造するのは比較的簡単だと思う。
となると、黒塗りにして1/125と1/30との切り替えボタンも供えた、
スペシャルカスタムを作ってみても楽しいかもしれない。
  1. 2008/08/27(水) 23:52:24|
  2. LS
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種明かしの探求

前回リコーオートハーフ(RAH)とリコーキャディーとのレンズの違いを、
簡便に調べてみたが、それだけでは納得がいかないので、
さるレンズのオーソリティーに問い合わせさせていただいた。
すると、”レンズは形態だけでは同じなのかどうかは判らない”とのこと。
構成や曲率などが同じようでも別種のレンズはあり、
正確なことはメーカーに問い合わせなければ確認できないのだ。
そこで、リコーのお客様相談室に電話問い合わせを試みた。
幸いにも、リコーは銀塩カメラこそやめてしまったが、
現在でもそれらに対する問い合わせ窓口を設けており、
全くやめてしまったコニカ・ミノルタとは違い、質問に答えてくれるのだ。
結局、結論としては、キャディーとRAHとのレンズはスペックこそ同じモノの、
全く別種のレンズとのことだった。
そして、今回の問い合わせで更に興味深い事実が判明した。

RAH ZFL
  1. 2008/08/22(金) 10:21:14|
  2. LS
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種明かしの種明かし

リコーオートハーフ(RAH)の魅力の一つは、
135フルサイズ換算で35mmレンズに相当する、
25mm/f2.8というレンズが搭載されていることなんだな。
すると、このカメラの先代・リコーキャディーと同じ連でないかと、
皆考えてしまう。
もしそうならば、数が少なくて人気が高く高騰している”ゾーンフォーカス”を、
わざわざ探さなくてもいいし、更に言えば、
オリンパス・ペンワイドも要らない!!ってことになる。

そこで簡単な実験を試みた。
RAH test1
キャディーの前玉をRAHの前玉と取り替えてオートコリメーターにかけ、
ピントがでるかを確認した。
本来ならば光軸の芯だしをしなければ確実な結論は出せないが、
簡便方法で確認する限り、2種類のレンズを混ぜても、
ピントはでません。

RAHに比べて、キャディーの写りが何となく眠いのは、
レンズが違っていたからだという結論です。
  1. 2008/08/18(月) 12:33:24|
  2. LS
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昨日の種明かし


RAH 1
1962年11月に発売されたリコー・オート・ハーフは、
3年前の’59年10月に発売され”ペン”サイズ市場を作り出した、
オリンパスペンに対抗すべく、AE機能とスプリングドライブ機能を付与されていた。
初代ペンは6800円で、AE付のEEは’61年7月10000円、
本機は自動フィルム送りが付いて12000円。
昨日書いたように、華奢な機構もあるが良く作り込まれた、秀作カメラだと思う。
特にこの初代機は、後に続くS・E・SEよりも一回り小さく、
最もお気に入り。しかも意外なほどに良く写る。

ところで、初代RAHには少なくとも2種類あることは、あまり取り上げられていないと思う。
RAH 2
先ず、フィルム感度設定の刻みが後期(暫定)型の方が細かい。
そして
RAH 3
ストラップの吊り輪が、初期型は平たいが後期型は普通の丸穴。

フィルム感度設定は目盛りが変わっているだけで、設定できる幅は同じ。
吊り輪も、初期型用のストラップを使わない限りはどちらでも一緒なので、
それぞれのタイプに差はない。(中身は全く同じなので・・・・。)
それよりもそれ以降のタイプとの大きさの違いを、
手にとって感じて欲しい。セルフタイマーを入れるために大型化した訳だが、
それほど意味があったのだろうかと思いをはせる。
今持ち歩くのならば、コンパクトなこのタイプの方が私は好きです。

  1. 2008/08/16(土) 01:18:10|
  2. LS
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夏枯れ

なにしろ、”クラッシック”・カメラって言うぐらいだから、
夏場は多くの人が暑苦しがって触りたがらない。
”古典”音楽と同じで、秋になるとそろそろと色々動き出す。
このところ、全くカメラの話題を乗せなかったのは、
仕事が夏枯れ状態で、めっきり減っていたからなのね。
そろそろ持ち直して貰わないと、生活大変です。

で、嘆いていても仕方がないので、久しぶりにカメラネタをやろうと思います。
いきなりコアな画像から。
RAH mecha1
中心部の真鍮のお皿上のボックスに、
その右手に乗っけてある腕の付いたギアが収まる。
RAH mecha2
つまり、この腕はドラムブレーキのパットのように、
ギアが効果移転すると遠心力で外側に開いて、回転を減速させる訳ね。
こうしてやらないと勢いがつきすぎて、正確にコマ送りできないのです。
大体このカメラはここが壊れて(つまり、腕が折れてしまって)、
基本的には修理不能になります。
(部品交換以外に治す方法がないわけでもないけどね・・・・。)
では、このカメラの正体は・・・・・・次回で。

  1. 2008/08/15(金) 00:34:12|
  2. LS
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