くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

公開修理 5

では、ファインダーの清掃。
4sbfindet

前回の画像で示したファインダーユニットを、
ボディーから外し更に分解した状態。
手前に転がっているギアの着いたサイコロ状のモノは、
キャノン自慢の変倍ファインダーの仕掛け。
M型になってとてつもなく複雑になる前の、
ライカの距離計はサイコロを外した、
この状態のと同じようなモノが入っている。
キャノンはよく頑張ったと思う。
(ただし、50mmフレームは眼鏡をかけると、
  端までは見えない。)
で、残ったボディーはこんな状態。
4sbfindeliless

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  1. 2010/01/31(日) 22:58:15|
  2. FP-RF
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公開修理 4

それでは、本体の修理に掛かります。

フォーカルプレーンシャッターの
レンジファインダーカメラのオーバーホールは、
基本的には”シャッターの修理”と”ファインダーの修理”とを
表します。
まれに、巻き上げ系のトラブルが必要な場合があるけれど、
これはシャッターと連動するので、
そこに含まれてしまう。
”下側”と”上側”と表現したりする。
で、先ず下側。

4sb5
アンダーカバーを外しフィルム側から観た幕の状態。
幕にシミ状のモノが見える。
この時代のキャノンはライカと異なり、
ゴム幕を絹の布で挟んだ構造の幕を使っていた。
従って、幕の表裏はなくこうやってみても、
ゴム幕の劣化はすぐに確認できない。
でも、この状態だと要交換だね。

次に”上側”。
4sb6-
ファインダー対物プリズム斜め上から、
”軍艦部”カバーを外した上部構造を観る。
外観も綺麗だったけれど、内部も埃と汚れ以外に、
深刻なダメージはない。

4sb7
同じモノを向きを変えて。
この画で黒く写っている部分は、
ファインダーユニットとしてこの後取り外す。
手前に見える円筒状の複雑な構造物は、
シャッターの調速機構。
外側を回り込んでいる弓状のアームに、
後幕を留めておくツメが着いていて、
中央の円筒に着いた腕がシャッター切ったときに回転し、
アームをはたいて後幕を走らせる。
キャノン、ニコン、等ライカがたカメラの構造は皆同じ。




  1. 2010/01/30(土) 01:20:42|
  2. FP-RF
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公開修理 3

カメラボディーに取りかかる前に、
さらに、レンズを清掃。
今回のレンズは、50/1.5。
例のズマリット似の大口径レンズ。
外観上は特に痛みもないが、
レンズはなにやら曇っていてイヤーな雰囲気。
で、
エレメントを外してみると。

50/1.5canon
後群の絞り側面にべったり指紋が付着している。
昔誰か素人が開けたんだね・・・・。
人の手の脂は侮れないモノで、
長期間残るとガラスを傷めます。
今回も僅かに拭き取りきれない跡が残りました。
尤も、全くの素人が無理にこの面を拭くと、
傷を付けてしまった可能性もあるので、
不幸中の幸いと思った方がいいでしょう。
それ以外のレンズはとても綺麗で、
全体的には非常に程度の良い個体になりました。
  1. 2010/01/27(水) 23:36:43|
  2. FP-RF
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公開修理 2

カメラ本体の修理を始める前に、
同封されていたセコニックの露出計を開けてみる。
依頼者はこのカメラの他にペンタックスSVを使っているけれど、
露出計の入ったカメラは持っていないし、
単体露出計も不所持。
従って、これが使えるととても便利なのだが、
光にかざしてもウンともスンとも動かない。
セレンが死んでいる可能性大だが、
接触不良やビス抜けによる不動もあり得るので、
期待を込めて分解すると・・・・・

sekonicl3
やはりセレン素子が完全に劣化していました。
大きな黄色い円盤が本機の部品、
上に置いてある半月型のモノが新品のセレン素子。
これほど酷く退色した素子は初めてみた。
”永変使い込んだ愛着ある道具”といった、
特別な理由がないならば、
こんな大きなセレンを調達して、
再生させる必要はないでしょう。
露出計なら現行品で優秀な製品は沢山あります。




  1. 2010/01/25(月) 14:43:18|
  2. FP-RF
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公開修理

先輩の息子が、知人から頂いたので観てくれと言って、
カメラを送ってきた。

4sb1
本人はネットで調べたが、カメラの素性は良くわかっていない。
げっ!!CanonⅣSbじゃん。
こんなモノがまだ箪笥にしまってあるなんて、
まだ日本も捨てたモノじゃない。
早速本人と連絡を取って、
オーバーホールをブログで公開しながら進行することになった。

のぶてるよくみときな。

で、
先ず、外観上の確認ですが、
測距部窓の飾りリングが欠落しています。
それ以外に大きな傷は見あたらない。
4sb1

4sb3
目立つのは各部に貯まった埃。

4sb4
これらは整備の過程でとるとして、
シャッターを巻き上げてみると実にスムーズに動く。
スローは粘っているけれど、
イヤーなごりごり感は無い。
これは仕立て直すにはよい素材だと思った。







  1. 2010/01/24(日) 22:40:27|
  2. FP-RF
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Dマウントレンズ

yokochanさん毎度更新滞ってすみません。

ウェキペディアに依ればCマウントの経は約25mmなのに対し、
Dマウントのそれは15mm程度とのことなので、
こいつは紛れもなくDマウントレンズですね。
dmountlens
ただご紹介いただいたブログの方も書いて居られるように、
Dマウントも洒落で使えるようになるかもしれないので、
ジャンクに埋もれていたなら拾い出して保管する価値は、
あるかもしれない。
法外に高騰した後で、悔しい思いはしたくないからね。
・・・・滅多にないだろうけれど・・・・。
  1. 2010/01/23(土) 01:34:49|
  2. c-mount
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