くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

アドヴォケイト

いやいや随分未更新になってしまいました。
暑さの影響で仕事が押して、
PCに向かう時間が作れなくて・・・・。
おかげでネタは結構たまったけれどね。

久しぶりの更新で、
久しぶりのカメラメカを取り上げようと思います。

アドヴォケイト
このブログでも再三取り上げている、
イルフォード社製の広角レンズシャッター機、
アドヴォケイト。
昨年アンアンに掲載されてブレイクして、
一段落したけれど未だに根強い人気のカメラです。

これまで何台整備したのか覚えていないけれど、
未だにほいほいと簡単に片づかない難物です。
アドヴォケイトシャッター1
アドヴォケイトシャッター2
とにかく先ずシャッターがくせ者。
3枚の板が二組の羽を挟んだ構造になっているのだけれど、
メインの羽を動かすのは非常に弱いバネなので、
少しでもフリクションがあるとすぐに止まります。
今回やっと問題点を全て洗い直すことが出来た。

結論から言うと、
バルブの作動がもたつく機体は、要整備。

ところが、
それを克服しても、今度は、巻き上げ系にトラブルが起きる。
新品出荷時には問題にならない事でも、
50年も経つといじってやらないと、
動かない機械ですね。



スポンサーサイト
  1. 2010/07/31(土) 23:01:32|
  2. LS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

腐った翼

修理屋ブログを標榜していながら、
このところカメラネタを殆ど挙げていない・・・。
今回も書評になってしまうけれど、
この本はお薦めなので、ちょっとご紹介。

kusattatubasa
森 功著
幻冬舎刊
”腐った翼”

25年前の御巣鷹山墜落事故を軸に、
山崎豊子が日本航空の腐敗を小説化したが、
実際のドキュメントは更に過酷で救いようがない。
精緻な論証の積み上げに、
精算以外の方法はないとの結論が説得力を増す。
山一証券と同じ方法が採れないのは、
それだけ政官界内の病巣が深く、
受益者が寄生し続けているからなのだろう。

通読して得られるのは、
自己責任感覚の麻痺が、
”八百屋の経営も出来ない大会社の役員”を生む、
と言う教訓。
振り返るに、
規制もされない替わりに、
公的補助などあり得ない、
完全自由競争市場に立たされ、
結構な額の借入金を抱えても、
将来展望を建て日々の業務をこなす、
市井の経営者を間近に観られることの方が、
送迎付役員の部下よりも、
真っ当な人生を送れると思えた。

  1. 2010/07/08(木) 22:59:12|
  2. Book
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

”告白”

月初の映画の日を使って、
本当に久しぶりに小屋に行きました。

湊かなえ原作
中島哲也脚本・監督
kokuhaku

原作を読んだときに頭に浮かんだのは、
秋葉原のかちこみ事件だった。
この映画の公開中に、マツダの事件が起こったのは、
どの過ぎたブラックプロモーションに思えてしまう。
この上なく残酷で不快な悲しい原作を再構成し、
文字通り告白という独白で成立した小説を、
映画に作り上げている。
凄い!

”何故、関係ない人が犠牲になるんです?”

何かの報いならば、
何処かで解消できるのだろうが、
痛みを与えられた根拠に納得行かなかったとき、
怨嗟の連鎖が生まれる。
それこそが悲劇だ。
その発端は、いつも同じ。

責任転嫁する弱い心、
自閉する弱い心。
蛮勇を奮う弱い心。



劇中にもあるが、
”家族が揃って飯を食う”事の幸福を、
改めて感じた。
子供を抱きしめることの出来る幸せもね。

弱い心が引き起こす悲劇の恐ろしさを感じることが、
強い心を育て保つための唯一の方法なのではないかと、
この作品を見終わって、思った。

  1. 2010/07/02(金) 01:49:47|
  2. Cinema
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

気付いてみれば・・・・

今年ももう半分終わってしまった・・・。
何やってるんだろう私・・・・・。


先日師匠と話をしていて、
”この仕事、カメラが好きでなくては出来ない・・・”
ってことを言われて、
はたと自分を省みた。

まあ、カメラは好きなんですけどね、
でも、よくよく考えてみると、
無批判にカメラが好きなわけではないのですよ。
もう少ししつこく説明すると、
”写真を撮る道具としてのカメラ”が好きなのです。

だから、同じ機種を何台も集める人の気持ちは解らないし、
同じレンズの着いている異なるカメラを持とうとは思わない。
勿論M3のようにロットによって仕様が異なるカメラは、
比べて楽しむのはありだけど、
好きなの一台、あればいいじゃんと思う。
まして、特殊な刻印に法外な金額を払う人、
は、ともかく、それを根拠に偉そうにする奴は×××・・・・。

反対に、面白そうなレンズの着いているカメラは、
どんな写りになるのかわくわくしてしまう。
或いは、凡庸なカメラでもそれで見事な写真を撮れる人は、
本当に尊敬する。
高価なカメラを所有することより、
魅力的な写真を撮れることの方が、
遙かに尊いと思えるのだ。

で、
最近私の手元に巡ってきた一台のカメラ。

agfaambiflex
アンビフレックス。
以前、ゾラゴンを入手した際ブログにアップして、
ボディー探しを宣言したのだけれど、
さる奇特なお方からご連絡を受けた上、
教材としての使用許可を頂いた。
現状動いているけれど、
ファインダーに多少の汚れがあり、
何よりも、
一度ジャムすると致命傷になりかねないタイプの機材なので、
ゆっくりオーバーホールしてからロールアウトさせたいと思う。

それにしても、
どんな写りをするのか本当に楽しみ。
有り難うございました。
インプレッションこうご期待。
  1. 2010/07/02(金) 01:06:46|
  2. LS-SLR
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

くらびぼー

Author:くらびぼー
 HP    https://camera-rokkoo.amebaownd.com/
 twitter  https://twitter.com/rokkoo2013

職人仕事の片手間に、
カメラから教わった事を書き留めます。
映画・漫画・書籍等々、
書きたいことは沢山あるけれど、
本業に追われ更新は途切れがち。
まあ気長にお付きあいください。
掲載内容に関わらず、
カメラ修理/整備全般に渡ることがらについて、
何でもお答えいたします。
ご遠慮なくお問い合わせください。

〒 103-0013
 東京都中央区日本橋人形町1-1-21 
   人形町ビル1f
  カメラのロッコー
  03-3667-4285
   日祝休
   月曜~金曜 11:00~19:00
   土曜    12:00~17:00

ショッピングカート 始めました。
  http://rokkoo2013.cart.fc2.com/

フリーエリア

アクセスランキングにご協力ください。

フリーエリア

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード