くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

はやぶさ

ファインモールド製品を挙げたので、
最近話題のキットをもう一つ。

(株)青島文化教材社製 
小惑星探査機 ”はやぶさ” 1/32キット
hayabusa
息子に宇宙の神秘や科学のすごさを語ろう、
と思って購入するも仮組段階で断念。
”こんな形をしています”程度の内容でしかない・・・。
デッケル工作機の半分でもいいから、
実物のデティールが盛り込まれていたならと思う。

上記工作機は国の支援事業指定を受けて、
設計試作されたそうだが、
はやぶさは十分にその資格があるアイテムだ。
何故青島にはそれが出来なかったのだろう。

所詮、志の違いと思えてならない。
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  1. 2010/09/21(火) 13:40:57|
  2. プラモデル
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デッケルぅぅぅぅ!!!!?

予算の関係で、次々と減らされていった定期購読。
唯一残ったのが、”アーマーモデリング”。

そのプラモデル雑誌の巻頭記事の中に、
”デッケル”の文字を見つけた。

AM10101
ファインモールド・鈴木社長が宮崎さんとの対談冒頭で、
取り出したのが同社の最新商品、
”デッケル社製万能フライス盤FP1”・・・・!!!?
このブログをお読みの方なら、
言わずと知れたコンパシャッターを作った、
デッケル社の工作機械を1/12に縮尺した、
組み立てプラスチックキット。

こんな途方もないキットは、
私が買い支えなければなるまいと、
早速横浜ヨドバシにて入手。

deckelfp11
驚いたことにこのキットは、
フレーム内部の輪列やカバー内のベルトまで、
全て再現され、接着剤不要のスナップタイトキットとして
組み上がる。
しかも、完全に組み立てられればハンドルとギアが回転し、
簡単な加工操作を行える。
これは明らかに設計と加工精度への挑戦で、
礎となったドイツの技術に対する、
ここまで育った日本の技術の敬意を表していると思う。
また、組み立て説明書も秀逸。
それによると、19世紀後半に於いては、
産業革命勃興の地イギリスと、
銃・ミシン製造要求の強かったアメリカとが、
金属加工の先進地だったことが学び取れる。

”カメラ”をもっと深い部分で理解し、
愛するために役立つアイテムとなるでしょう。

dechelfp13



  1. 2010/09/20(月) 00:55:19|
  2. プラモデル
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EとF

ミノルタはレンズシャッターカメラシリーズだけでも、
かなりの名前を使っていた。
A、ユニオマート、ミノルチナ、V・・・etc。
そう言った腰の定まらなさが、
結局はカメラ事業の売却に繋がったのだと思う。
そのなかで、
”ハイマチック”と言う名称はかなりの期間継承され、
同社普及機の代名詞となった。
とにかく沢山あるこの系列の機種で、
1971年発売のEとその翌年のFとは、
同系のシャッターを組み込んだ、
兄弟関係にある。

himatice/f3
勿論、ハイスピードレンズを積んだEの方がお兄さん。
弟分のFはf2.8と控えめだが、
両者共に距離計連動なのでシャープな構図構成が可能。
Fはヤシカエレクトロ35/MCと同等品だが、
方や距離計連動で完全AEに対し、
MCは目測式でも絞り優先AEが可能。
どちらを選ぶかは好みだと思う。

上記機種の最も大きな難点は、電池。
既に生産中止の水銀電池を用い、
代替品もないためそのままでは動かない。
(電子式シャッターなので、巻き上げて音はしても、
 羽は開かない)
himatice/f2

そこで、簡単なアダプターを自作した。
himatice/f
LR442個を筒に入れたモノ。

こうしてやると、
どのカメラも元気に動き出す。
”修理”だけではなく”改造”も、
修理屋の仕事のうちだけれど、
この手の仕事はそつなく納めるのが、
以外と難しく、そこが楽しい。






  1. 2010/09/15(水) 00:22:16|
  2. LS-RF
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レチナの修理

最近大量にレチナの修理が入った。

retina2a1
レチナは言わずとしれたコダックの戦略商品で、
戦前からあるのだけれど、
実用カメラとして完成したのは、
1951年発売のⅡaだと思っている。
露出計を載せ、レンズ前玉交換式にし、
1954年発売のⅢcシリーズは、
Ⅱaの角形デザインに対し曲線を取り入れた形になって、
大型化したため好みが別れる。

Ⅲcと同系のデザインで露出計の乗らないモデルは、
Ⅱcというディフージョンなので、
レンズも格落ちf2.8しかない。
だから最もスパルタンな形式はⅡaと言うことになります。

とにかく良く写るレンズ。
手間を惜しまずに作り込まれたギアートレインの、
操作感は独特で、(多分)ポルシェのよう。
クラッシクカメラの醍醐味を味わうには、
絶好のカメラだと思う。

良く知られたように、
いずれのタイプも輪列の一部にアキレス腱が仕組まれていて、
巻き上げ系の何処かに不調があると、
そこが壊れてしまい交換が必要になる。
だからといって壊れやすいカメラでは決して無く、
きちんと整備された個体は、
気持ちよく何時までも使い続けられる。
ただし、巻き上げに違物感があったときは、
直ぐにもよりのしっかりした専門家に確認されることを、
お勧めします。
以前、シャッターケースを開けて注油する方法を、
簡便修理と称して広告しているのを、
ネットで見かけたけれど、
巻き上げ系の問題はそのような方法では絶対に直りません。
シャッター速度の不調は注油で改善する場合もあるけれど、
油ぎれ起こしている個体は殆ど他の部分も、
問題を抱えていて”気持ちよい操作感”を味わうのは、
難しいでしょう。

今後、撮影道具の役目はデジカメが果たし、
銀塩カメラは操作感を楽しむ趣味のモノになって行くと思います。
(勿論、銀塩に拘った写真は今後も作品として、
 存在し続けるでしょうが・・・・。)
重いヘリコイド、みえの悪いファインダー、
何となくごろごろする巻き上げ、等々、
不十分な整備のカメラは、
本当の価値を味わえないだけでなく、
操作自体が不愉快です。
折角この世界に興味を持って、
愛機を手に入れられたのなら、
その本当の姿を確かめてあげてください。





  1. 2010/09/08(水) 12:59:55|
  2. LS-RF
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富士での機材

今回持ち込んだ機材はこれ。
so-kaenn3
CanonⅡSにルサール20/5.6。
一眼レフに超望遠を付ければ、
かなり迫力ある画をとれるだろうが、
三脚を上げることすらはばかられる観覧条件では、
思ったような構図はとれない。
プレスの腕章でもないと、
納得いく写真にするのは無理です。
割り切って会場の雰囲気を押さえることに・・・。
ロシアンレンズ・ルサールは定評ある安価な広角だけれど、
今回もいい仕事してくれた。
ビミョーに逆光でかぶるところがご愛敬。
小さいズマロン(f3.5のスクリュー)も持ち込み、
上がりを観るとデティール表現はズマロンに軍配上がるが、
画角の使い良さでついルサールを使ってしまった。

そして、今回最も活躍したのは、これ。
vanguard1
Vanguard12×50mm。
カメラショーのエツミコーナーで投げ売られていたのを、
買いたたいた逸品。
”のぞきが趣味なんですね・・・”等と揶揄されたが、
今回十分に働いてくれました。
演習観覧には必須アイテムですね。


  1. 2010/09/03(金) 15:02:28|
  2. FP-RF
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”そーかえん”に行きました

富士総合火力演習、略称”総火演”。
陸上自衛隊のほぼ全ての正面装備と、
航空自衛隊の支援戦闘機を動員して、
毎年8月最終週に催される、
同隊最大のデモンストレーション。

so-kaenn1
見学は・・・・、苦行でした。
席取りのため開演2時間前の8:00から、
簡易いすもパラソルも使えず、
炎天下の中を半畳ほどのシートに座り続け、
始まると火砲の咆哮が怖い怖い・・・。

模型誌のレポートで予め知っていたけれど、
やはり戦車砲の衝撃はすさまじい。
500m離れていても音に射抜かれる感じがする。
まして弾が飛んできたら・・・・・。
機関砲が曳航弾を撃つと標的に集弾するのがはっきり解る。
そこに人が居たら、一瞬でミンチでしょう。

目の前のドンパチから、
何を感じるかは人それぞれだけれど、
主義主張関係なく、
誰もが一度は観た方がいいと思う。
その体験は、
それからの態度を裏付ける。

so-kaenn2



  1. 2010/09/02(木) 13:36:48|
  2. Event
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まあ気長にお付きあいください。
掲載内容に関わらず、
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