くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

ペンタコンシックスにまつわるカメラとの付き合い方 その2

前述のようにペンタコンシックスは東ドイツのカメラです。そのような出自故、西側諸国のカメラと比べてずっと安価です。しかし、それと同時に、東側工業製品としての危うさを抱えていることは、十分理解すべきです。
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  1. 2017/05/26(金) 16:06:08|
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ペンタコンシックスにまつわるカメラとの付き合い方

これまで再三このカメラについては記事を書いてきたけれど相変わらず正しい理解が進んでいないと思えることがあったので、今回は本機についての基本事項を踏まえ、クラシックカメラとの付き合い方を解説しようと思います。
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先ず、これは結構重要な事実なのですが、本機は東ドイツのカメラです。当時ドイツ連邦は資本主義陣営の西ドイツと共産主義陣営の東ドイツに分かれていて、市場経済の競争にさらされていない共産主義国の工業製品は、特に民生品に於いて西側製品に対して様々な部分で性能的に劣っていました。(何故そうなるのかは、いろいろ調べてみてください。カメラの歴史同様、面白いことがわかります。)しかし、幸いなことに、腐ってもドイツ製。フェド・ゾルキーといったロシアンカメラと比べればはるかに安定した性能を発揮します。余談ですが、当店は特別な事情がない限り、ロシアンカメラは取り扱いません(レンズは別です)。それは、西側製品と比較して、あまりにも品質が劣り、安定した作動を保証することができないからです。仮に、やむを得ない理由で修理する場合は、ライカの同様内容処理より遥かに高額な費用が掛かります。

周知のとおり東欧のカメラは西側諸国のカメラと比較してはるかに安価です。それ故初期投資が小さく、敷居が低いので初心者に人気があるようですが、私にはあまり良い傾向だとは思えません。フィルムカメラの扱いに不慣れな初心者は、基本的な操作や力加減を知らないため、不調が起こっても早い段階で気づくことができず、結果的に症状を重症化させ、取り返しのつかない状態に陥ってしまうことが多いようです。特にIT機器が普及し、”リセット”が”デフォルト”になってしまうと、より一層この傾向が強くなり,
私はこれまで、そういった扱いで不調を起こしたカメラを何台も見てきました。ライカ・コンタックス、ハッセルブラッド、ローライフレックスといった当時の舶来トップブランドとまではいかないまでも、初心者は少なくとも日本製のカメラから始めるのが無難でしょう。

さらにさらに余談になります、しつこいほど繰り返していますが、カメラを長く使うためには、購入した店と長く付き合ってください。匿名で書かれているネット情報は全て無責任と考えて間違いありません。また、店のブログとして書かれている記事も、全く根拠のない操作方法を、正しい操作方法として解説していました。(最近その店はなくなったけどね・・・。)居ながらにして手に入るネット情報は、圧倒的に便利ですが、伝え手の立場からいうと、持っている情報の全ては絶対に明かしません。対面接客していると、つい口を滑らせてしまうこと、ネットをのぞき見してすぐに転用しようとする同業者に教えたくないことは、沢山あるのです。こうやって書くと、電話問い合わせをする人もいますが、在庫確認以外はあまり有効な方法と言えないでしょう。相手の時間を奪っていることを理解すべきです。逆に論旨の整ったメール問い合わせを読むと、気合の入った返事を書きたくて、電話で話すよりよっぽど時間を食ってしまうのは、悪い癖ですね。

あまりにも長くなったので、この項はこの辺で・・・・。
  1. 2017/05/24(水) 20:32:53|
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歴史の教訓 その2

しつこいようだけれど、前回挙げた本の最終章がすさまじかった。
”日本軍とドイツ軍”  藤井非三四著 学研刊
201705book

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  1. 2017/05/20(土) 14:11:23|
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歴史の教訓

最近読んだ2冊の本がずぬけて面白かった。


201705book
”仕事に効く教養としての世界史” 出口治明著 祥伝社刊
”日本軍とドイツ軍”  藤井非三四著 学研刊

極々端折ってまとめると、第二次大戦後の高度成長は経済的な幸運に恵まれて起こっただけで、もう二度とは起こりえないということ、連合国分けてもアメリカがどれほど周到に戦争を経営・戦時総力戦体制を断行し、逆に日本がダメダメだったかが、それぞれ書かれている。読み終わると、これまでうっすら感じていたことが確信に変わった。
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  1. 2017/05/15(月) 12:49:48|
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出演後記2 ぶれてました。

前回ご報告のとおり、スタジオに持ち込んだカメラはライカDIII。これで、サッシャと寺岡さんを撮ったのだけれど、その結果がこちら。

サッシャ115
寺岡歩美さん116

ISO400入れても開放f2.0で1/30sec、普段ならばきれいに撮れるはずなのに、緊張のあまり見事にぶれていました。それにしても、タレントさんの笑顔のつくりはほんとに見事。いい顔してます。曲に送ってサインをねだろうと思います。こうご期待。


蛇足
”どこでもいいからとにかくお店に行ってみてください”という最後の一言にサッシャが反応していたけれど、本音です。よそのお店を知らなかったら、うちの店が何者なのかわかんないじゃん。
  1. 2017/05/11(木) 15:30:45|
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出演後記 何話したか覚えていません。

”虚脱状態”を”ロス”と表現するのは、あまちゃんからだと思うけれど、まさに現在その状態。

思い起こせば先月17日、何気に書いた応募メッセージに当日返信された出演日確認のメールからことが始まった。以来20日ちょっと、放送局行きが頭に根を下ろし、連休中にいろいろやっても半ケツ状態。現在その脳内大石が発破で吹き飛ばされたような感じ。吹き飛んでクリアになったかといえばとんでもなく、空いた大きな大穴を覗き込んでは、しあんくれーる。

カメラ・ライカ






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  1. 2017/05/10(水) 14:10:47|
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映画・漫画・書籍等々、
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本業に追われ更新は途切れがち。
まあ気長にお付きあいください。
掲載内容に関わらず、
カメラ修理/整備全般に渡ることがらについて、
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