くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

セイコーシャMXL(KonicaⅢA)

まだまだ続くコニカの整備。
先日友人から、カメラのメカに興味のある人の話を聞いたので、
今回は少し丁寧に内部構造をご紹介する。

konika3MXL2

これが、シンクロコンパーをコピーした、セイコーシャMXLシャッターの内部。
手前側三日月型のブロックがスローガバナー。
赤いレバーから手前側に写っている、ごちゃごちゃしたのがシンクロ同期装置。
白く光っているのが、セットリングの腕で、シャッターケースの内筒を軸に回転し、
羽の開閉リングを動かす。
シャッターの作動は、このセットリングにかかるスプリングで行われている訳ね。
よく見ると、赤いレバーの横あたりに、もう一つバネが入っていて、1/500secの時だけ、
セットリングに絡んで、メインスプリングを補助して速く動かす。
スリット幅で露光時間を調節するフォーカルプレーンシャッターと違い、
レンズシャッターの調速は、殆ど全てスローガバナーが行っている。
しかしその調整は、殆どケースへの据え付け位地で決まるんだな。
確かに、この装置の各部には調節用機能が組み込まれてはいるが、
下手にいじると泥沼にはまるので、やめた方がいい。
それに、最も消耗の激しい部分なので、完全に摩耗してしまっている個体は、
交換以外に修理方法がないと言うことも、理解しておくべきです。
修理屋はいろいろなジャンクから部品を外して確保しています。

konica3MXL

最初の画像のメカをケースから抜き取り、丁度裏返したのがこの画像。
このベースプレートとシャッターケースとに挟まれて、羽が納められている。
所謂”羽油”状態のシャッターは、ここまでばらして洗ってやらないと、
調子よく動いてはくれない。ベンジン流して吹いて綺麗になったようでも、
必ずどこからか油を引いてくるんだな・・・・。
慣れれば10分程度で分解・組み立ては出来る。
寧ろ、時間がかかるのは上記のスローガバナーの調整。
結構当たり外れがあります。
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  1. 2008/04/06(日) 23:40:57|
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