くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

大作 その2

イデオン好きの皆様こんばんわ。
ガンダムは実物大モデルが遊園地で実現されるとの、
ニュースが入っているのに、翌年放映されたあの作品は、
何故に見向きもされないのでしょうか・・・・。

さて、余談はさておき、昨日お約束したミロフレックスの解説を、
今宵もお届けします。


miroflex mecha 1
このカメラは構えた状態での右側面部に、全ての機械が集中していて、
カバーを外すとこのような状態になる。
そして、

miroflex mecha 2
この状態まで分解・整備しないと調子は出ない。

他のカメラのフォーカルプレーンシャッター(FPS)機構を、
ご覧になったことのある方はお気づきかもしれないが、
このFPS機構はかなりややこしい。
何故こんなことになるかと言えば、先後幕が繋がっているからです。
ここから先は個人的な論証なので確証はないが、
当時のFPSは先後幕間のスリットをかえるだけで、
露光時間を調整していたため、撮影枠を走る間、
幕の間隔を厳密に一定にしなければ行けないと、
設計者は思いこんでいたのだろうね。
ところが、スリットが撮影枠の幅を超えると(135だと1/30あたり)、
それ以上の低速シャッターの設定はすごく難しいし、
幕の初速と終速とは諸要因で変わってしまうから、
スリット一定で走らせても露光むらは起こってしまう。
と言うことがはっきりしてきて、このカメラやコンタックス等の
高級機構と比べて、明らかに簡易機構だったライカが、
自信を持って自社製FPSにスローガバナーを組み込んだのが、
1933年のⅢ型と言うわけで、いろいろとつじつまが合う。
結局、カムとアームとで複雑に動く本機の機構は、
無駄ーなことをしているわけで、逆に割り切ってシンプル設計にした、
オスカー・バルナックは天才だったと言えるだろう。
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  1. 2007/05/23(水) 00:53:50|
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