くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

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意外なお道具

今回は久しぶりにお道具の紹介。

修理屋にとって、
ボディーに貼り付けてある、
革やビニールの剥がし作業は、
結構厄介な仕事なのだけれど、
それにも増して手間がかかるのは、
剥がした跡に残った接着剤。
これをきれいに除去しておかないと、
折角貼っても剥がれてきたり、
斑に残った厚みの違いが、
表面にまで出てしまうこともある。

気の重い清掃作業として、
へらやドライバーで掻き落とすと、
作業台の上が粉だらけになるし、
何より気を付けて作業しても、
傷が付いてしまう。
有機溶剤を使えば、
傷つけずには済むのだけれど、
大量にガスを吸い込むため、
長時間続けられないし、
何より体に悪い。

そこで色々試行錯誤の結果、
現状最高の結果が得られるのが、これ。
20111219b
油性塗料用の剥がし液。
剥がしたい物の表面に、
塗ると言うより盛る感じでぺたぺた載せて、
しばらく時間をおくと、
ブツがキクラゲのように縮み上がり、
ぺろぺろ剥けていくという代物。

厚く残った被膜は、
しっかり効果が出るまでに、
乾燥してしまうこともあり、
色々と使い方に工夫が必要だけれど、
微粉末が散ったり臭いがきつかったりと言った、
これまでの方法のような問題はない。

併せてお勧めなのが、
画像右側のへら。勿論市販品ではない。
何のことはない、小型のパレットナイフを、
この形に整形しただけ。
以前は長刀刃デザインナイフの刃を丸めて、
使っていたのだけど、
ホルダー取り付け部に穴が開いていて、
そこから直ぐ折れてしまう。
この方法だと、腰も長さも十分で、
厚みも程良いため、
”スプリングカメラの前蓋貼り革剥がし”、
といった、解る人には解る非常にやっかいな作業に、
抜群の効能を発揮する。


お試しあれ。







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  1. 2011/12/19(月) 23:30:13|
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