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修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

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LS-RFカメラの解説 その3

前回、”フィルムメーカーの作るカメラは良く写る”という通説を紹介したが、
”そりゃおかしくないかい?”と言う疑問が当然起きるだろう。
だって、フィルム屋さんの専門はあくまでフィルムであって、
写真の写りを作用するレンズではない。だから、”レンズメーカーの作るカメラは
写りがよい”と言うのならば理解がたやすい訳だけど、”レンズメーカーの作るカメラは、
トホホカメラが多い。”と言うのも、業界内の通説としてよく言われるのね。
舶来モノだと、シュタインハイルのCASCAやローランド、国産だとやはりZunow・・・。
なまじ良く写るから悩ましい罪作りなカメラだ。
特に、Zunowはシャッターを切るたびに走行部がダンパーのない終着点を打ち付け、
まるで、羽をむしりながら機を織るおつうさんの様なカメラなので(決して中を見ては
なりませぬ)、事情を知ると、よほどのSかMでない限り、撮る気にはなれない・・・・。

閑話休題。

つまり何を言いたいかというと、”写り”を左右するのはレンズだけれど、
”撮る”に至る過程でもカメラの性能は大きく変わると言うこと。
”至る過程”の中のカメラの機能とは、RF、ヘリコイド、シャッター、
チャージ・レリース機能、を意味する。
レチナの稿で挙げたように、測距精度が不十分だと、
折角のレンズも持ち味を発揮できないし、ヘリコイド精度が不十分だと、
特定の距離しか上手く写らない場合がある。また、ベス単のような不安定な
シャッターで決定的瞬間を写すのはかなり難しいと思う。
そして、見逃してはならないのが、
フィルムの給装やシャッターのチャージレリース機構。これがしっかりしていないと、
肝心なときに、巻き上がらなかったり切れなかったりする。
カメラ設計の立場で考えると判るだろうが、レンズはレンズ屋が設計する、
レンズシャッターは専門メーカーから買い付ける、
ヘリコイドは殆ど予算の制約で仕様が決まってしまうので、カメラという機械を設計
する際、機械屋が設計の腕を振るうのは、巻き上げレバーの力でシャッターを
チャージし、レリースボタンで開放するためのパワートレイン部分なのだ。


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  1. 2007/07/24(火) 01:04:11|
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