くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

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コンテッサの漏光

今年の夏は、”初盆”というイベントが入ったせいで、
外出が多くついつい更新が滞りました。

久しぶりに、
カメラ修理屋らしい内容にします。

先日友人に譲ったコンテッサが、
どうも漏光しているとのことで、
手元に戻ってきた。
渡す前に試験撮影も行い、
全く問題ないのを確認済みだったので、
不審に思い、
再度テストすると、
確かに36枚撮りの内1コマだけに、
枠の中に光線が認められる・・・・。

と言うことは・・・蛇腹しかあり得ない・・・。

コンテッサに蛇腹補修は非常に大変です。
脆弱な蛇腹を守るために、
外観上の露出部分が殆ど無く、
シャッターユニットを外しても、
蛇腹の全体を観察すること出来ません。
当然ながら前蓋ユニットをボディー筐体から、
分離することになるのだけれど、
上カバーを外してあちこち貼り革も剥がさなければならない。

repairContessa1

当時の高級カメラコンテッサは、
上記のようにとても丁寧に作られている。
通常スプリングカメラの蛇腹は、
筐体に接着剤で固定されているのだけれど、
このカメラは蛇腹の根本を枠に挟み込んで、
ネジ留めする仕組みになっている。
生産性よりも後々の整備性を優先したんだな。
取り外して子細に観察すると、
一番根本に穴がありました。

repairContessa2


滅多に光が漏れなかった理由も、
これだけ根本ならば納得。

蛇腹の入ったカメラは、
壊れたり傷んだりしやすいという、
先入観が多分にあるようだけれども、
それは、国産の粗悪な蛇腹の被害にあった人達による、
悪評が定着して仕舞ったのだと思える。

ヨーロッパの良質な革を用いた蛇腹は、
相当劣悪な環境に置かれない限り、
数十年経った今日でも多数往事の状態を保っています。
国産の蛇腹は革の変わりに紙を使ったものもあるので、
同列に扱うことは出来ません。
また、
きちんとしたお店で購入すれば、
漏光が認められた場合修理・返品など、
相応の対処が行われるはずです。
クラッシックカメラの大多数を占める、
蛇腹付カメラは価格もこなれていて、
入門機には最適です。
悪い先入観をもたずに、
楽しんでみてください。

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  1. 2012/09/03(月) 02:32:33|
  2. レンズシャッター距離計付き
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