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くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

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プラクチシックスの整備

前回と今回、記事に載せるプラクチシックスは、
フィルムカメラ>中版>その他のカテゴリーで、
現在ヤフーオークションに出品中です。
御興味おありの方はご覧下さい。
また、こちらに直接ご連絡いただければ、
お取り引きも受け付けます。

さて、
今回の機体の整備過程では、
このような症状が認められました。

P6guide4.jpg
これは、シャッターを切った状態ですが、
アパーチャーを覆っている後幕の先端と、
先幕との間に隙間があるのが解ります。
本来前後幕の間は閉じていなければならず、
このままではレンズ側からフィルム面への、
漏光が懸念されます。

原因は、”ダンパーの効きすぎ”です。
P6guide5.jpg
シャッターにはその終点に画像にある嘴のような、
ダンパーが組み込まれていて、
走り終えたシャッターの一部を、
このダンパーがくわえ込んで止めることで、
衝突の衝撃を和らげ、また、
跳ね返りにより生ずる露光ムラを押さえる働きをしています。
しかし、そのブレーキ機能が強すぎると、
終点の手前で幕が止まってしまうのです。

対処方法は色々あるのですが、
今回は嘴の間にスペーサーを挟み、
挟み込みの力を弱めてあげることにしました。
P6guide6.jpg

こうすると、
最後まで後幕は走ります。
P6guide7.jpg

ついでに、
幕の動きについてもう一つ解説を。
P6guide9.jpg
このカメラのシャッターは、
巻き上げの最終点では、
1/1000secのスリット分だけ開いてスタンバイとなります。
アパーチャーからは十分な距離があるため、
ここからの漏光は実用上無視します。
(できれば、レンズキャップはした方がいいですね・・・)
1/500secでは、
後幕を一旦押さえスリットを広げてから走らせます。
従って、
ライカなどのフォーカルプレーシャッターと異なり、
このカメラではよほど前後の幕テンションが、
狂っていない限り1/000secが開かないと言うことはありません。
反面、後幕の停止機能と幕テンションが適切でなければ、
1/000secと1/500secとがきちんと切り替わらなくなってしまいます。
明らかな不調以外にも、
これらの調整がこのカメラを整備するためには、
必要です。






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  1. 2012/12/04(火) 11:17:41|
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