くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

クラシックカメラの楽しみ方 その4

BMcecha1
BMcecha2
画像の注文が入ったので、
今回はいきなりミラーボックスユニットの姿から。
上の画像の正面はこの部品の底面。
上面はフィルム側。
底面部に見える輪列は雁木が入っていて、
その下に見えるスライドユニットの作動を規制します。
ベッサマチックシリーズが他のデッケルマウント機より優れていて、
唯一の実用機と言えるのは、
この機構があるからです。

レンズシャッターSLRは、
ミラーのフィルム側にあるシャッター幕が遮光幕を兼ねる、
フォーカルプレーン機よりも複雑な作動を要求されます。
レンズシャッターがミラーの被写体側にあるため、
通常はここを開いていないとファインダーが機能しません。
当然その間はフィルムの露光を防ぐ遮光壁が必要になります。
で、撮影時の行程はこうなります。
レリース→シャッター閉鎖→ミラー上昇→遮光壁解放→シャッター開閉
→遮光壁閉鎖→ミラー下降。
レリース→ミラー上昇→シャッター開閉→ミラー下降ですむ、
フォーカルプレーンSLRとはずいぶん違いますね。

上記行程が順序良く完結しなければ、
きちんとした写真は撮れず、
そのタイミングをとるために一種のスローガバナーを入れてあるのですが、
他社製品はそんな丁寧な仕事はしていません。


 以下次号



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  1. 2014/12/02(火) 11:04:56|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ミラーボックス筐体の写真を見るとかなりいい素材を使っている様に感じられるのですが、実際のところ他のレンズシャッターSLR機と比べてどうなのでしょうか。
  1. 2014/12/09(火) 17:42:56 |
  2. URL |
  3. Tの宮 #-
  4. [ 編集]

記事に挙げたレンズシャッターSLRの作動行程は、
確実に前行程を終了してから次行程工程に進まないと、
漏光事故が起こります。
デッケルマウント機の中で、
各行程の終了が次工程の始動トリガーとなる設計がなされている機種は、
ベッサマチックのみと記憶します。
  1. 2014/12/09(火) 18:05:43 |
  2. URL |
  3. くらびぼー #-
  4. [ 編集]

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