くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

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ベッサマチック

実は今回餅つき大会を撮影したのは、このカメラでした。

_DSC0980_20161206132104e5b.jpg

1959年に登場したフォクレンダー・デッケルマウントカメラであるベッサマチックシリーズの3番手、”m”です。

詳しく解説するとものすごく長くなるので極々かいつまんで説明すると、このカメラはレンズシャッター一眼レフという変わった機構で動きます。所謂デッケルマウント機と呼ばれるこの種のカメラは、同じ時期にコダック、バルダ、イロカ、ブラウン等からも発売され、困ったことに(笑)供給されたレンズはどれも粒ぞろい。その写りを楽しみたくて皆さん手に入れるのですが、結論から言うと、フォクトレンダー機の使用をお勧めします。

_DSC0951.jpg
_DSC0953_201612061320184c7.jpg
一眼レフであるためにはフィルムへの光路が閉じた状態でファインダーへの光路は開いていなければならず、、シャッターレリースすると
 1 シャッターを閉じる。
 2 フィルム側バリアーを開ける。
 3 シャッターを開閉する。
という作動を行わなければならず、シャッターの開閉だけでよいフォーカルプレーンシャッターとは格段に複雑な機構が必要になります。それゆえこのカメラはクイックリターンにはなっていません。また、シャッターチャージの際は、
 1’フィルム側バリアーを閉じる。
 2’レンズシャッターを開ける。
という作動が必要で、それぞれの開閉タイミングが少しでもずれると、簡単にフィルムかぶりが生じます。フォクトレンダーはそれらの連続性を最も合理的に実現しています。

さらに、当時露出計操作が非常に重要視されていたため、本シリーズの露出設定は、シャッタースピードリングは通常のレンズ鏡胴にあるものの、絞り値l調整リングは構えて左肩、巻き戻しノブの根元に設けられました。(どうもこの会社は左手をフォーカシング以外に使わせたがる癖があるようです。)・・・とても使いづらい。

しかし、露出計の載らない”m”は絞りリングもレンズ鏡胴に収まり、全面マットのスクリーンも見やすく、ベッサマチックシリーズの中ではもっとも使いやすいモデルだと私は思うのです。
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  1. 2016/12/06(火) 14:41:35|
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