くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

クラシックカメラ選びをされている方へ その2

一般の方の残念なお買い物を専門家の立場であげつらうのはひどく趣味の悪いことだけれど、幸い事情を説明したらご理解あるお客さんだったので、この件を材料にして、クラシックカメラに興味をお持ちの方に、”しまった”と思わないカメラ探しを解説しようと思います。

ここではきちんと写真の撮れるカメラを見分けるための、初歩的な判定方法を挙げます。あくまでも”初歩的な”方法なので、細かいことは適宜ご自分で調べてください。

先ず、”きちんと写真が取れている”条件とは以下の3つでしょう。
  1 漏光していない。
  2 シャッターが正しく開閉している。
  3 ピントが合っている。

今期は”1”の漏光について説明します。



結論から言うと、”漏光”は写真を撮ってみないとわかりません。もっと言うと、漏光が見つかったとしても、どこを直せばいいのか特定するのは、結構コツのいる作業です。ただし、裏蓋周りに遮光材(モルトと呼ばれるスポンジが多い)が張ってあって、それが劣化している場合は、光が漏る可能性があるので、そのつもりで検討すべきでしょう、また、スプリングカメラの蛇腹も細かい穴の開いているものがあります。我々プロは、裏蓋を開けてカメラを明るいところにかざし、蛇腹の状態を点検しますが、一般の方が店頭で同じことをやるとかなり危険(力を入れ過ぎると裂けます)だし、よくよく見ても見つからないこともがあるので、お勧めできません。そこで、蛇腹に問題なしと確認したことになってしまうと、そのあとで漏光が見つかったとしても、店はその部分には問題無い物を扱ったとして免責になってしまいます。


そこで、最初の結論に戻りますが、漏光に関しては入手後すぐに撮影して確認するのが最も有効。しっかりしたお店ならば、問題があった場合、修理対応・返品返金等、何らかの対処をしてくれます。ジャンクとしてノークレーム・ノーリターン扱いだったとしても、一応問い合わせてみるべきでしょう。勿論、対応の内容はその価格に準じます。平台に山積みになっているジャンクに多くを期待するのは非常識ですが、微妙な金額でヤフオク出品してNC/NR扱いを主張する輩には、有効な手段です。

ついてでに、”漏光”については以前記事にしてあるので。ご参考にどうぞ。
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  1. 2017/01/13(金) 15:29:40|
  2. 修理解説
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