くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

歴史の教訓 その2

しつこいようだけれど、前回挙げた本の最終章がすさまじかった。
”日本軍とドイツ軍”  藤井非三四著 学研刊
201705book


東部国境線をソ連軍に破られ”国土戦”に陥った段階で、ドイツ軍は同胞避難民を守るために命に抗してまで働いた。潜水艦まで動員して300万人をバルト海で運んだ海軍。子供を抱き胴体にその母親を詰め込んで前線を往復した戦闘機パイロット。避難民のしんがりを務め、収容陣地を設営し、50万人に食事を配り西側に送り出し、さらに、後発の避難民到着まで奮戦し続けた陸軍。私はこの一説を読んでいて、電車の中なのに落涙してしまった。今これを書いていても泣けてくる。

大日本帝国軍は終戦時に何をしたのか?サイパンで沖縄で満州で・・・・。その後”一億総懺悔”と言い出したのは誰だったか?誰が本当に懺悔すべきだったのか?本当に懺悔をしたのだったら、原発非難の人々に、”自己責任”と言ってのける大臣がなぜ生まれるのか?

騙されてはいけない。日本という国の本性は、昔から決して立派なものではない。そしてそれがいつまでたっても是正されないのは、懺悔をすべき輩が懺悔をしなかったからだ。更にそれは決して他人ごとではなく、我々下々自らが反省しなかったことの帰結だと思う。、不適格な大臣を当選させたことをその有権者はどう思っているのか?横車を押せる権力者に取り入り、土地も補助金もだまし取る経営者の施設に子供を通わせることをどう思うのか。

”国”というものを既得権として奉り、その代行者として振る舞おうとする輩に、為政者としての矜持を突きつけるのは、結局は民衆の日々の冷静な判断と発言なんだろう。ここまで書いていて、ある有名な一言を思い出した。

 最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である。
         Martin Luther King, Jr. (キング牧師) 
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