くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

半世紀前の写真誌

先週末の骨董市で昔の写真雑誌が売られていた。

photo magazin


リンゴ箱一箱分どっさりあったのだけど、持って帰るのも大変だし、
おいて置くところないし、嫁さんに叱られるのもいやなので、
1958年1月号を一揃え入手した。

先ず驚かされるのは、当時は写真(と言うよりカメラ)雑誌が、5誌もあったということ。
アサヒカメラ、日本カメラ、写真サロン、サンケイカメラ、カメラクラブ・・・。
(産経新聞は写真誌出してたのね・・。カメラ毎日はこの山の中になかった・・・。)
それぞれ、定価が200円前後。くどいようだが物価水準が今の20分の一なので、
毎月4000円もする雑誌が売れていたことになる・・・・・???!!!
更に、コニカが開催する写真コンテストは一等賞金が10万円!!
くどいようだが・・・・・・・、今のキャノンとニコンが束になっても500万円の賞金は、
出さないと思う。

別冊として、写真撮影の解説書が編まれていて、それを読むと、
懇切丁寧に撮影技術やコツが述べられている。
まことにばかばかしいほど丁寧に写真の撮り方や焼き方を解説しているが、
撮った写真をどうするかについて、全くと言っていいほど言及していない。
この状況は現在でも変わらない。
写真を生活の中に取り込む文化が、
いつまで経っても日本の社会に育たないのは何故なのだろう?
日常的に自分たちが撮った写真を、フレームに入れて置いたり、
アルバムにして時折眺めるだけでもいいのに。
その延長として、オリジナルプリントの商品価値が実感として醸成されると思う。
所詮道具であるカメラやレンズの評価に汲々とするより、
そこから生み出された写真のことを語り始めたときに、
やっと文化に成り得るのではないだろうか。

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  1. 2008/01/24(木) 01:07:03|
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