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くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

minneが教える 売れるきほん帖


ミンネ帖表紙

”minne”とは”見んね”であり、地元では”見なさい”という意味です。
福岡時代から付き合いのある和田まおさんが、今月、自身の業務をまとめて本を出されました。
私は彼女がベースとする世田谷のアトリエに出かけてゆき、
じっくりネットモールについて教えてもらったこともありますが、
非常に聡明な”肝っ玉母さん”で、掛け値なしに誰からも慕われる人物です。
新しい書籍は、minneに出品する作家さん向けの明快な解説書なのですが、
書かれていることは、実社会で生きてゆくための多くの理解を含んでおり、
手作り品を売りたい人だけでなく、
小売店関係者、主婦、漫画家、就活中の学生、新入社員などなどなど、
沢山の人に読んで頂きたいものです。

と、持ち上げるだけでは面白くないので、
本書の記述2点について私なりの意見を書いてみたいと思います。
 
当店はこの4月で私の経営になって7年目になるのですが、
店主になるまで一度も物販の経験のなかった私には、
かなりスリリングな経営、
というより、店が今存在すること自体が奇跡的と言えます。
その経験を踏まえて指摘したいのは、
3章価格設定にある”人件費”の設定。

ミンネ帖時間単価


自分”の”仕事をしてみるとわかりますが、
単なる手間作業であるパートタイマーの時間単価と、
クリエイターのそれとは絶対に同額になってはいけません。
パート労働は基本的に基礎代謝のようなもので、
作品の制作はそれに付加価値を与える行為です。
”付加価値”の付与されない商品には、
そもそも商品価値がないと考えると、
かなり厳しい発想になりますが、
事業を継続させるのはそれぐらいの覚悟を要すると思います。
勿論、制作がとにかく楽しく報酬度外視でも作品を提供したい、と、
考える方もいるかもしれない、
しかし、そのような商品が競合する作家さんに迷惑をかけることも、
プロとして考えるべきです。

大きな自動車会社の修理スタッフだった方のお話では、
”工賃”とはあらかじめ決まった時間単価に、
その作業にかかる時間を掛け合わせたもので、
新車が持ち込まれるたびに作業時間を計測するそうです。
しかも、作業単価は地域によって同じ会社でも異なります。
そのとても大切な職人さんの作業単価ですが、
大まかな国際的標準は床屋さんの料金だそうな。
つまり、日本では大体3000円/時というところですね。
商品価格を決めかねている作家さんは、
上記の発想を参考にして決定するのも、
一つの方法だと思います。

長くなったので、
その2に続く。


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