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くらびぼー

修理屋家業の傍ら書き溜めた、クラッシクカメラの備忘録

minneが教える 売れるきほん帖 その2

全体約160p、6章ある本書の内、40pを費やす第5章作品写真、の、この部分はまるでセンスは要らないのではないかとの、誤解を招くと思いました。

ミンネ帖写真

これは、私の専門分野なのではっきり断言しますが、写真にはセンスが絶対必要です。

嘗て、フィルムで商品撮影していたころは、写真にするまでに膨大なコストがかかり、それ故圧倒的な淘汰が生まれ、プロカメラマンは多くの報酬と経験値とを獲得しました。場数を踏んで生き残ってきたカメラマンは、当たり前のこととして優れた撮影技術を持っています。しかし、売れっ子の撮り手は別として、市井の写真家がだれしも魅力的な撮影ができていたとは、私は思いません。何より、撮れていることが優先したのですから。
ところが、スマホを始めとして撮影機材がほぼ自動化されると、画像の有無でなくその質・魅力が差別化の基準になります。
”質”を作り出すのは”センス”です。

”撮影技術”は階段にして乗り越えることができます、しかし、”センス”は壁です。壁の前でお百度をいくら踏んでも、その先に進むことはできないでしょう。では、センスのない者は諦めるしかないのでしょうか?

写真サークルを主宰する先輩がかつて私に教えてくれました。
”撮影とは、撮って、観て、見せる行為”
ただ撮るだけでなく、撮影結果をよく吟味し、さらにそれを他人に見せて意見を求め、感想を次の撮影に反映することで上達することができる。自分にセンスがないと思うのならば、センスがあると思われる人に意見を求め、それを反映してよい商品画像にすればよいのです。

そもそも作品を作って、あまつさえ販売したいと考えるような人は、作家の心と目を持っています。自身の仕事をよくしようと思う心があって、不満な点が見えてしまうことをセンスというのだと、私は思います。

センスがないから壁を越えられないのではなく、
センスがあるから、立ちはだかる壁が見えるのです。

壁を超えるための技術的階段は、この本にしっかり解説されています。あとは仲間を募って意見を交換すれば、一人でくよくよ悩むよりも、遥かに高速で踏破できるでしょう。紙の写真ではなく画像データで共有できるし、撮りなおしも簡単。昔々の先輩たちと比べてどれほど楽になっていることか・・・。楽になった分だけ競争が激しくなることは、甘んじて受け入れるしかないですね。


その3に続く


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  1. 2019/04/09(火) 10:26:25|
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